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No.428【過去問演習は「今」やること?】

例えば丸腰で合戦に出向いて「いつも勝てないからどうしよう?」と悩んでいる戦国武将がいたとして、皆さんならどういうアドバイスをするでしょうか?
僕なら迷わずこう言います。
「まず鎧着と剣と弓を買え」と(笑)
のっけから「何をバカなことを…」と思われたかもしれませんが、これは僕がよく、過去問演習に全時間をかけている生徒さんをいさめるために用いるたとえ話です。
毎日ひたすらに過去問演習をして「成績が全く伸びひん!」と焦っているのは、僕たちからすれば裸一貫で敵に挑んで、勝てないと嘆いている武将と同じように見えます。
そもそも過去問演習には「学力を伸ばす要素」はないのです。

過去問演習に効果があるのは、①出題傾向に馴れること②時間配分のリスクを減らすという2つの観点からです。
問題を解いたから実力が伸びるのではなく、すでにある知識が整理整頓された分だけ、点数が上がるのです。
仮に100単位という実力を持っている人が初めてある大学の問題を解いたとして、実力のうち点数に繁栄されるのは60~70%といったところでしょう。
これが、問題演習を重ねて傾向に慣れることで、本来の実力の80%や90%が発揮できるようになる。
これが過去問演習の効果です。
一方で、もともとの実力が40くらいの人だった場合、仮に100%の実力が発揮されたとしても、40単位分の得点にしかなりません。
この場合、たとえどれだけ過去問演習をしたところで40以上の実力にはなりません。
そもそも実力が十分に備わっていない場合、過去問演習をしたところで無意味なのです。

「そうはいったって入試が迫っているから…」
こんな風に思う人がいるかもしれません(むしろこれが当然でしょう)が、上に示した通り、実力が備わっていない状態でいくら演習をしたところで、その先に合格はありません。
だったら、一層直前まで知識定着を目指し、前日・前々日くらいに2回ほど過去問を解くのに留めた方が合格の可能性は高まるでしょう。

この時期になんて冷たい言い草なんだと思う生徒さんもいらっしゃるかもしれませんが、「この時期だからこそ」、あえて突き放したような言い方をしています。
受験直前期で一番の敵は「焦り」です。
焦りや、不安には、現状を好転する要素は一つも含まれません。
公募推薦入試まで、限られた時間しか残されていないこの時期だからこそ、残った時間を最大限活用できる方法を模索するべきなのです。
周りが焦っているからこそ、冷静な判断ができることが大きな武器になります。
不安に駆られて「気持ち的にはそうしたいけど間違えた勉強」に流されるのではなく、「直感的には不安だけれど確実に点数が上がる可能性のある勉強」を選択するようにして下さい。