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No.425【努力って、どれくらいで努力なの?】

会議の同時通訳という仕事は、先週の前半は遺伝子工学セミナー、後半は歴史学者のシンポジウム、今日は大統領の釈明演説、明日からは環境会議、という具合に日々くるくる顧客とテーマが変転していく。そのたびに一テーマあたり一~三冊の電話帳に匹敵する資料と格闘し、その専門分野の入門書を事前に読んでおくものだ。
ロシア語通訳をしている米原万里さんが、『ガセネッタ&シモネッタ』(文春文庫)で自身の仕事についてこんなエピソードを披露していました。
翻訳をするのに必要な準備として、当然のように一つの仕事ごとに電話帳数冊分の資料に目を通し、入門書を読むそうです。
みなさんはこれを聞いて「多い」と思いますか?それとも「そりゃそうだろう」と思いますか?

少し前に、多くのYoutuberさんが自分の一日のスケジュールを公開したことがありました。
その中で釣りコンテンツを配信している「釣りよかでしょう」というグループの人たちが出したスケジュールは以下のようなものでした。
朝5時~11時に釣り、帰ってきたら夕方まで編集作業。
16時には再び釣りに行き、19時頃に帰ってきて、23時位まで編集。
1時間ほどの自由時間の後24時に就寝。
(HIKAKINさんやトミックさんといったYoutuberの方々も仕事の動画をあげていましたが、同じようなものでした。)
みなさんはこれを聞いて「多い」と思いますか?

何かで一定の成果を出そうとしたとき、それがどんなジャンルであるかに関係なく、一定の努力が必要です。
そして、どんな分野であってもだいたい同じくらいの努力量。
SEKAI NO OWARIのピアニストであるSAORIさんは、『ふたご』という小説の中で自身の経験を主人公に託し、音大に進学する際には毎日6時間以上のピアノの練習が当然といったエピソードを披露していました。
あるいは漫画家の山田玲司さんは、漫画家になる前から、毎週週刊誌に連載するのと同じ枚数の作品を描き続けていたそうです。
上に挙げた人たちの努力量を聴くと、「そんな人たちが異常なのでは?」と思うかもしれませんが、おそらくそれは違っていて、漫画家や音楽家、翻訳家やYoutuberといった競争が激しいジャンルにおいては、彼らが示したような分量が適切な努力量だと思うのです。

上に挙げた職種と比べれば、受験勉強は恐ろしく「倍率が低い」競争と言えます。
とはいえ、その中で自分の行きたい学校に入ろうと思えば、その倍率を超えるだけの努力が必要です。
仮に倍率が5倍の学校であるのなら、同じ学校を目指す人たちの平均の五倍の努力が必要です。
「そんな大げさな」と思われるかもしれませんが、勉強を開始した時点で自分の実力よりも上の学校に受かった子たちは、例外なくそのレベルの努力はしていました。
高校3年生の皆さんの中には、公募推薦が迫り、そろそろラストスパートをかけなければと思っている人がいるかもしれません。
そういう人は、自分が倍率に見合うだけの努力をしているかと一度考えて見てください。
自信を持ってできていると言える人は、おそらくこのまま続ければ大丈夫でしょう。
でももし、「そんなには..」と思う人がいたら。。。
受験は相対的な競争です。
あくまで努力値も周囲と比べてのこと。
どんなに自分が頑張っていると思っていても、それが周囲と比べて少なければ(厳しい言い方ですが)意味が無いのです。
ここからは本当に気のぬけない戦いになります。
まだ自分の中に甘えがあると思う人がいたら、このタイミングで気持ちを切り替えて下さい。f:id:kurumi10021002:20181006012454j:image