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No.424【タイムライン型情報処理を脱出しよう】

勉強と日常生活は不可分で、日頃の生活習慣や本人の趣味は多分に当人の勉強方法に影響を与えます。
例えば、日頃から外で遊ぶことに慣れている子は理科のように、身近な生活と結びついた学問は身体的に理解しやすくなりますし、読書習慣が身についている子は、教科書を読むことによる勉強において、周りの子よりもずっと吸収率は高くなります。
反対にテレビに慣れている子は授業での吸収力が高い場合もあり、特定の習慣が必ずしも勉強に負の影響を及ぼすわけではありません。
ただ、最近の子どもたちを見ていて、時々、「これは生活習慣から悪い影響を受けているのでは?」と思うことがあります。
それがタイトルにも書いたタイムライン型の情報処理です。

2010年代初めごろから、急速に普及してきたスマートフォン
昨年のデロイトトーマツコンサルティングの調査によれば、14歳~19歳のスマホ所有率は84%を上回っているのだそう。
今の中学生・高校生の多くが恐らく携帯でもPCでもなくスマートフォンを最初に手にするスマホネイティブといえるでしょう。
そんなスマホネイティブの子達ならではの思考の特徴としてあるのではないかと思っているのが、「タイムライン型の情報処理」脳です。

例えばTwitterでもFacebookでもInstagramでもLINEいいですが、基本的にスマホアプリのSNS上では、フォローしている人たちが発信する情報が、新しいものから順に上から下へと流れていきます。
僕たちはその絶えず流れている情報の中で、目についたものを見ては「へぇ」と納得している。
恐らく、必ず全ての情報をチェックしている(できている)という人は稀でしょう。

授業をしている中で僕が時々感じるのは、スマホネイティブの世代の子どもたちが、勉強に関しても似たようなスタンスで「情報収集」をしているのではないかということです。
何か問題に出てきたら、その場で「へぇ」と納得するのだけれど、その知識が科目全体としてどのような位置づけにあるのか、また単元の全体像はどのようになっているのかに意識が及ばない。
さながら流れてきた情報に「いいね!」やスタンプを押すように、出てきた知識をチェックして終わりという勉強をする子が増えている気がするのです。
だから、ほとんど同じ問題が出てきても特定の「型」に気がつかない。
または、知識を遡ろうとしたときに、タイムラインのように雑多な知識が一列に並んで収納されているため、直近に印象に残った情報から順に引き出してしまう。
こんな傾向が強くなっているように思うのです。

こうしたタイムライン型情報処理は無意識に身についたものですので、意識すればすぐに取り払うことができます。
実際に僕が担当している生徒さんの中に初めはタイムライン型の情報処理の癖が抜けない子がたくさんいましたが、授業内で「全体像」に重点をおいた説明と板書、そして本人自身にそれを意識するように言い続けることで、タイムライン型の情報処理を脱し、体系的に覚える習慣が身についた生徒さんが多くいます。
こういう子は、途端に成績が伸び始めます。

無意識についてしまった勉強に負の相関がある習慣を取り除くことで、勉強効率は大きく改善されます。
「なんか覚えられへんなあ…」
なんて思う人がいたら、このことを意識してみるといいかもしれません。