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No.414【勉強できる人はどんな教材からも勉強する】

これは僕がよく授業で言っていることです。
どうやれば勉強ができるようになるかといった類の質問をよくされるのですが、突き詰めたら上の言葉に尽きるというのが僕の持論です。
ここで言う「教材」とは、単に授業やテキスト、参考書を指すのではありません。
もっと広義の、生活で触れるあらゆるものを教材と呼んでいます。

以前、僕が担当するクラスでとある生徒さんがbecauseを用いた文章の訳を間違えて、「雨が降ったので家にいた」とするところを、「家にいたので雨が降った」と訳していました。
僕はそれに対して、引きこもって天候を変えられるのは天照大神(記の中で、雨の岩戸という場所に隠れてしまったために世界が真っ暗になったと記されています)くらいだと、わざと分かりにくいツッコミをしたのですが、その時、殆どの生徒さんが「それ知ってる!」と言ってくれました。
モンスターストライクというスマホのゲームで天照大神をモデルにしたキャラクターが登場して、その攻略サイトにあらすじが書いてあって覚えていたのだそう(笑)

それ以降面白くて、授業に関連する例を挙げる際に、ちょくちょくそのゲームでテーマになった神話や伝説から引用して話をしたりするのですが、そのクラスの生徒さんたちはそれらのほとんどを知っていました。
彼らはスマホのゲームという「教材」を通して、様々な知識を学んでいたのです。

僕は、勉強ができるか否かの最大の分岐点はこの「どんな教材からも学べる能力があるか」にかかっていると考えています。
もちろんいい教材はありますが、それらが成果に与える影響よりも、当人の「どんな教材からも学べる能力」の方が、ずっと影響は大きいように思います。
「いい教材を使ったから成績が上がる」のではなく、「どんな教材からも学べる人がいい教材を使っている」から成績がしっかり伸びるのです。

「どんな教材からも学べる能力」が先天的なものであるかといえば、決してそんなことはありません。
むしろ、今まで多くの生徒さんと触れ合ってきた経験から言えば、この力は後天的に身につくものであるように思います。
では、この力を身につけるためにどうしたらいいのか?
僕はその答えはあらゆる行動に対してよく見る、よく考えるを徹底するということに尽きると考えています。
勉強はもちろんですが、それ以外の友達と会話しているときも、一緒に遊んでいるときも、極端な話通学中や食事中もよく観察して、よく思考する。
そういう姿勢が当たり前になることが、もっとも有効な手段であるように思います。

あらゆる場面で対象物をよく見て、現象についてよく考える習慣がつくと、体験した全てが学びの「教材」になります。
虫取りをした時によく虫を見ていれば、理科の生物の授業で役に立つでしょうし、ニュースを見て何だろうと考えていれば、社会の授業の思わぬ知識に繋がるかもしれません。
あるいはキャッチボールをしている時に見たボールの描く放物線が数学の二次関数に繋がる可能性だってあります。
こう言ったものに対して無意識にアンテナが働く人とそうでない人で、どちらが勉強で結果が出やすいかというのは、論じるまでもないですよね?

成績を伸ばしたいと思った時に取ることができる行動は、何も「机に向かって勉強する」ばかりではありません。
そんなもの、学校や部活動で忙しい皆さんにとって、どうやったって物理的に数時間が限界です。
しかし、生活そのものが「教材」になれば、寝ている時以外のほとんど全てから学べます。
直感的に分かりづらいかもしれませんが、こうした無意識の学びの積み上げこそが、問題を解く際の何気ない気づきに繋がるのです。
(もちろん試験が直近に迫っている人はその限りではありませんが)勉強をしなきゃと思って、必死に参考書をめくっている人は一度、自分の「学ぶ力」を振り返って見てください。
そして、勉強の中でのみ集中するのではなく、あらゆる場面に目を凝らして、頭を働かせてみる。
きっと、そうやって2ヶ月も生活していると、目に見えて勉強効率に変化が現れるはずです。
騙されたと思って試して見て下さい!