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No.398【勉強には「速さ」じゃなくて「深さ」が重要!?】

「あの人は頭の回転が速い」というとき、皆さんはどういう意味でこの言葉を使っていますか?
一般的に「頭の回転が速い」というのは、「頭が良い」という意味で使われることが多いのではないでしょうか。
僕たちはいろいろなものごとに対して即座に的確な反応をしたり、コミュニケーションにおいて気の利いた返しをできたりする人を見たときに「頭の回転が速い」という言葉を使う時は、確かに「頭が良い」という意味でこの言葉を使っていますが、こと勉強に関しては、必ずしも「頭の回転が速い」=「頭が良い」は成り立ちません。

即座の反応をするとき、僕たちは「思考の深さ」を犠牲にしています。
すぐに返事を返すことができるというのは、それだけ考える時間を削っているということなのです。
会話の場合は内容以上にリズムや流れが重要なので、即座の反応、つまり頭の回転を早くすることに大きな効果があります。
どんなに気の利いた返しが思いついたとしても、1時間も沈黙して考えたなんてことがあれば、とても話が続きません。
このようにインタラクションがあるものの分野においては、「頭の回転が速い」=「頭が良い」ということが成り立つのです。
反対にインタラクションが存在しない分野に関しては、「頭の回転が速い」というのは武器になりません。
それどころか、速く返そうとする習慣は、深い思考をすることの妨げとなってしまう場合すらあります。
受験勉強はまさにこちら側です。

授業をしていると、問題をロクに読むことなく、とにかく「速く解く」ことに全力になる生徒さんがいます。
「ここに空欄があるのならこういう形だろう」とか、「この単元なんだからとりあえず○○にしておけばいいのでは?」みたいな感じで誰よりも早く解こうとするタイプです。
こうした人たちは往々に「頭の回転が早い」と認知されていますし、実際に通常授業での演習やドリル的な問題では大きな結果を残すため、ついつい「深さ」を犠牲にして早さを求めてしまいがちになります。
下の図を見てください。
勉強において最も有効なのは言わずもがな、テキパキとした思考も深い思考もできる右上の象限です。
ここは異論がないと思うので、重要なのは「じゃあその次に有効なのはどういったパターンなの?」というところです。
テキパキしているけれど浅い思考か、じっくりだけど深い思考か。
それぞれの生徒さんが目指しているゴールにも寄りますが、本当の思考力をつけようと考えた場合、絶対的に後者が大切になってきます。
じっくり考える思考からテキパキ考える思考を身に切り替えることは、学び方の工夫でいくらでも訓練できますが、テキパキ考える思考からじっくり考える思考を身につけるのは姿勢や心がけといった「本人の意識」に由来する部分が大きいので相対的に難しいのです。

入試では応用問題を解かなければなりません。
また、高校に進学したら、あるいは大学、社会に出たら、ずっと複雑な思考を要するものに取り組まなくてはなりません。
その時に「浅い思考」では歯が立たなくなってしまいます。
もちろん「スピードがある」ということは悪いことではありません。
ただ、早晩深い思考は絶対に必要になってきます。
だからこそ、日頃から意識して身につけていくことが重要なのです。
「速さ」に執着しがちな人は、ぜひこのことを意識してみてください。

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