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No.387【「型無し」ではなく「型破り」をめざそう】

「型を身につけた人がそれを破るから『型破り』なのであって、型のない人がそれをやろうとするのはただの『型無し』です」
これは2012年に亡くなった歌舞伎役者の中村勘三郎さんの言葉なのですが、この言葉は勉強においても非常に重要な気づきを与えてくれます。
「学ぶ」という言葉は元々「真似ぶ」からきていると言われるように、何かを修得するためには正確に模倣することが不可欠です。
勘三郎さんの言葉で言えば、それが「型」ということになります。

現在中学部の授業では、殆どの学校で中間テストが終わり、どの学年も新しい内容を習っています。
新しい知識を教えている時にこの「型」を真似ることの上手さというものを強く感じます。
勉強の得意な子を見ていると、次の2つの特徴があるように思います。
①型を忠実に真似る
②型を真似るためによく見ている

①は言うまでもありませんが、実際には真似るという行為が上手くできなくて、型が身につかないという生徒さんをよく見かけます。
皆さんも苦手なものに取り組んだ際、同じようにやっているのになぜか上手くいかないという感覚になったことがありませんか。
型を守るためにとにかく真似ればいいと、口で言うのは簡単ですが、いざやってみると難しいものです。
その理由が②の「よく見る」という部分にあるのです。

自分では物事をよく見ているように思っていても、実際には上手く見えていないということがよくあります。
例えば見本を見ずに紙に自分の手を書いて、そこに自分の手を重ねてみると、驚くくらいに一致しないことに気づきます。
それくらい僕たちは「見ている」ようで実はしっかりと「見て」はいないのです。
勉強でも同じです。
しっかりと授業は聞いているし、テキストやプリントの説明もしっかりと見ていると思っていても、案外「しっかりと」はできていないことがあります。
そんな曖昧なインプットで型の模倣に繋げるから、結局真似しているつもりなのに意図しないアレンジが加わってしまうのです。

言われた通りにやっている、説明に書いてある通りにやっているのに何故か上手くいかないという人は、もしかしたら②の「見ること」の精度が高くないのかもしれません。
「見る」力は日頃の意識と訓練でいくらでも伸ばすことができます。
何故か型を真似ているつもりが上手くいかないという人には、まずは「見る」ちからを鍛えることをオススメします。

工夫や効率化は非常に重要ですが、まずは型を身につける必要があります。
形無しではなく型破りになれるように頑張りましょう。