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No.386【要領の良い子が高校の勉強でつまずく理由と対処法】

突然ですが、ちょっと新しく買ってきた(あるいは新しくダウンロードした)ゲームをやるときのことを思い出してください。
みなさんはどうやって操作方法を覚えますか?
恐らく、とりあえず動かしてみて少しずつ操作方法に慣れていくというタイプと、まずは説明書やチュートリアルから操作方法をしっかり覚えて実際のゲームにあてはめてみるという2パターンに分かれるのではないでしょうか?
あるいはゲームにあまりなじみがないという人でしたら、家事のお手伝いでご飯を作る場合を考えてみてください。
ご飯をつくるとき、とりあえず手を動かしてみて迷ったところでお母さんやお父さんにアドバイスを求めますか?
それとも先にしっかりと作り方を聞いてから調理に取りかかりますか?
ゲームや料理において、とりあえず手を動かしながら考えていくという人は、経験値の中から特徴を見つけ出して自分の知識にしていくのが得意なタイプです。
勉強ではこれを帰納的と呼びます。
反対に操作方法をしっかり覚えてからゲームをしたり、しっかりと手順を聞いてから調理に取り掛かったりする人は、知識を実際の課題に当てはめるのが得意なタイプで、これを演繹的と言います。
帰納的な考え方が得意なのか、演繹的な考え方が得意なのかは本人の特徴であるので、それ自体に優劣はありません。
ただ、中学校まではなんとなくで勉強ができていたのに高校に入って急に難しいと感じるようになったという人がいたら、ちょっとだけ帰納と演繹を意識してみるといいかもしれません。

高校の勉強は基本的に演繹で構成されています。
授業で知識の説明を受け、理解をしてから問題演習にとりかかる。
これだけ聞くと、「なんだ中学校の勉強と同じやん!」とおもうかもしれません。
しかし、中学校までの勉強とことなるのはその「演習量」です。
中学校の教科書でも高校の教科書でも、基本的に一冊の中に入れられる演習量は変わりません。
それに対して高校で習う内容は、中学校に比べてずっと多い。
とすると、一つの知識辺りに割くことのできる演習量が高校の方がずっと少なくなってしまうのです。
これは補助教材の問題集をみても同じ。
基本的に高校の問題集は一つの知識に割かれる分量は一問です。
そうなると、どうしても帰納法的な学習一本で中学校の勉強を乗り切ってきた人にはつらい場面が訪れてしまうのです。

「とはいえ自分は『帰納法的』な勉強が得意なわけやし…」
そんな風に思う人は問題を解く前に「使う道具の整理整頓」を意識してみてください。
僕が担当する生徒さんの中に、帰納法的な勉強が非常に得意な子がいます。
その生徒さんの授業をするとき、僕はいつもとき始める前に「使う道具と使い方」を言ってもらうようにしています。
帰納法的な勉強が得意な人たちは、問題を解く中でよく出てくるパターンを学び、それを体系化することで知識としていきます。
この「体系化」の部分に問題量が必要になってしまうため、そもそもサンプル数の少ない高校の勉強ではつまずいてしまうことがあるわけです。
それならば、予め頭の中に「棚」だけ作ってしまえばいい。
ある単元を解くのに必要な知識を予め整理しておくことで、「演習の中で体系化する」という工程を省略することができます。
それによって、少ない問題数でも中学校時代のようなパフォーマンスを発揮することができるようになるのです。
実際に、その生徒さんは今回のテストで半年前と比べて40点以上も(!)点数が伸びました。
もちろんここまで伸びたのは一重にその生徒さんの頑張りの結果なのですが、自分の特性を意識した勉強法というのは少なからず勉強効率を高めてくれます。
特に、「今まではできたのに…」という成功体験がある人ほど、高校の授業が難しく感じると不安になるかもしれません。
しかし、それは決して本人の能力がどうこうという話ではなく、単に相性の問題なので安心してください。
まだまだ定期テスト真っ最中の学校も多くあります。
満足の行く結果が残せるように頑張って下さい!