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No.380【テスト勉強で大事な事は、努力の前に弱点の分析だ!】

「とにかくテスト範囲を丸暗記すればええんやろ?」
テスト対策をしていると、こんなふうに言う生徒さんを時々みかけます。

―とにかくテスト範囲を気合で覚えてしまえば乗り切れるはず。―

これはテスト勉強が思うようにいかない生徒さんが陥りがちな大きな思い違いです。
テスト勉強に関して言えば「覚えていなければ何も始まらないのは事実だが、覚えているだけでは意味がない」というのが正確です。
いくらその単元を覚えても、仮にその生徒さんがつまずいている原因が他の単元にあったとしたら、折角の努力の成果が結果に繋がらない場合があります。


東北で牡蠣の養殖業を営んでいる畠山重篤さんは、牡蠣の不漁の原因を森林伐採に見出し、自ら山に入り植樹活動を続けました。
海へと流れ込む川の水の栄養の減少が牡蠣の不良の原因と考え、川の水の元になっている豊かな森林を取り戻す運動を始めたのです。
しばらくして森林が戻り始めると、畠山さんの読みどおり、気仙沼に豊かな漁場が戻ってきました。
これは正確に原因を捉え、的確な対策を講じた典型例です。
(もしかしたら道徳の教科書かなんかで見たことがある人もいるかもしれません)

『The Goal』の著者であるエリヤフ・ゴールドラット教授は、全体の成果はボトルネックになっている部分の生産性によって決まると述べています。
たとえば、ある商品がA→B→C→Dという工程を経て作られているとして、仮にBが一時間に2個しか処理できないボトルネック(一連の工程の中で最も課題を抱えている部分)になっているとしたら、他の工程の生産性をいくら上げた所で一時間に作り出すことのできる商品の個数は変わらないというわけです。
この商品の生産性を上げるには、工程Bの生産性を改善する他ありません。

 

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エリヤフ・ゴールドラット教授のこの理論は勉強にも当てはまります。
例えば因数分解を解けるようになるために頑張っているのに、なかなか成果がでなくて悩んでいる生徒さんを見かけます。
そんな生徒さんをよくよく見ていると、実はつまずいているのは因数分解の知識ではなく、結合法則や正負の掛け算であったりすることが少なくありません。
いくら頑張って3年生で習ったばかりの因数分解や乗法公式の練習を繰り返していても、正負の計算での間違えが多いために結果に繋がらないのです。
或いは受動態についても同じことがいえます。
例えば、受動態を習って「~されるは[be + 過去分詞]」みたいに丸暗記したとしても、実は一般動詞とbe動詞の区別でつまずいていたり、否定文・疑問文の書き換えでつまずいていたりしているためにどれだけ頑張っても上手くいかないという状態が続いているというパターンがあります。
どちらも、「対応すべき場所」を間違えているが故に折角の努力が報われないのです。

冒頭で紹介した畠山さんは、的確に原因を見つけて、それに対して適切な対応をしました。
勉強で重要なこともそれと同じなのです。
仮に「テスト範囲」を丸暗記したところで(できたところで)、自分がつまずいている原因が他にあったら成果には結びつきません。
冒頭で「覚えていなければ何も始まらないのは事実だが、覚えているだけでは意味がない」と言ったのはこういう意味です。
勉強で成果をあげるには、①ボトルネックになっている部分を的確に見極め、②そこを最優先で解決することが必要なのです。
もし心辺りがある人がいましたら、早速今回のテスト勉強に取り入れて見てください。
自分がどこでつまずいているか分からない人は、いつでも聞きにきて下さい!