教えて、シード君!

京都府西京区阪急桂駅前の学習塾、シードゼミのブログです。毎日の勉強を少しだけラクにTipsを紹介します!

阪急桂駅徒歩1分!京都市西京区に根ざして15年。地域密着だからこそできる、ひとりひとりににあわせたきめ細やかな指導が自慢です!

SEEDゼミウェブページもあわせてよろしくお願いします!

No.379【英単語を覚える仕組みと「覚えられない」理由の突き止め方】

「単語」をどう覚えればいい?
現在、塾生さんが通っている中学校・高校の多くが定期テストの期間で、土曜日・日曜日に試験対策の授業がある生徒さんはもちろんのこと、そうでない生徒さんも頑張って自習に来てくれています。

「英単語ってどうすれば簡単に覚えられるの?」
昨日ある生徒さんがこんな質問をしてくれました。
もちろん「こうすれば覚えやすいよ」とか「こういう手順で繰り返せば定着率が上がりやすい」とか、「覚えやすい」と言われるやり方はいくらでもありますが、大前提として「このやり方で何回やれば覚えられる」といった絶対的な「解法」は存在しません。
英単語のように純粋な「知識」に関しては、①自分にあったやり方で②定着するまで繰り返すしかないのです。
ただ、そうはいっても折角質問をしてきてくれたのに「知らん!」と3文字で返すのはさすがに不親切だと思ったので、単語を覚えるための指針になるかもしれない、「切り口」はお伝えしようと思います。

まず、「ある英単語が覚えられた状態」を考えると、下図のように①概念の理解②日本語③発音④綴りの4つの階層がもれなく定着している状態であると考えられます。
例えば[apple]という単語であれば、綴りの他に「アップル」という響き、「りんご」という日本語、そして「手のひらサイズの丸くて赤くて甘い果物」みたいなイメージのどれもが頭に浮かぶのではないでしょうか?
「ある英単語が覚えられる」というのは、これら4つの階層がしっかりと定着している状態です。
最終目標を「単語のつづりを覚える」というところに置いたとき、それが上手く覚えられないというのは、下の階層(発音/日本語/概念の理解)のいずれか(もしくは複数)が欠けていることに原因があるという場合が殆どです。

例えば[identity]という単語を生徒さんに聞くと、「アイデンティティ」という読みも分かるし、意味を聞くと「自己同一性」と答えられる人が多くいます。
しかし「で、『自己同一性』って何なの?」と聞くと殆どの生徒さんが答えられない。
これは、先ほどの階層でいうと①の概念の理解がスッポリと抜けている状態です。
単語の概念がはっきりとしていないため、何度見ても印象に残らない。
結果、綴りが覚えられないとなってしまうのです。
もう一つ、今度は[daughter]という単語を考えてみます。
この単語は発音が覚えづらい単語の典型で、(あまりカタカナ読みは好きではないのですがあえてするなら)「ドウター」と発音します。
[daughter]の日本語は「娘」で、「娘」という言葉の概念が分からないという人はまずいないでしょう(笑)
この単語は③が欠けた状態です。
だからやっぱり綴りを覚えられない。

テスト前に時間がないとあせればあせるほど、綴りだけを丸暗記しようとしがちです。
しかし、そもそも単語は下のピラミッドのような構造で認識されているものなので、①~③のいずれかが抜けていたら、一気に定着率は下がってしまうのです。
急いでいるからこそ、覚えられない単語に出会ったとき、自分はどの階層が抜けているのかを考える。
まさに「急がば回れ!」です。
最終的な定着の可否は、費やした時間によって決まりますが、覚える仕組みを考えたら上のように考えることができます。
だから、どうしても覚えられない単語があったら、自分はどこが抜けているのかを考えてみたらいいかもしれません。
(これで、昨日の「解答」になったでしょうか?)
今週も日曜日は教室を明けています。
どんどん自習に来てください!

 

f:id:kurumi10021002:20180514220813g:image