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No.375【新受験生必読!?受験勉強は必ず○○からから始めるべし】

今週末に国公立の後期入試が終わり、高校・大学入試が終わりました(あとは結果を待つのみ!)。

と、同時に、そろそろ新高校3年生は動き出さなければならない時期になってきました。

SEEDゼミでは来年度受験生になる生徒さんに対し、今年度の入試の変更点や傾向を踏まえて、少しずつ受験を意識してもらえるように声かけを初めています。

 

僕は新高3生に受験の話をするとき、最初に必ず大まかな残り時間を計算するように言います。

「終わり」を意識することが、やる気の観点からも、生産性の観点からも、何より重要だからです。

ドストエフスキーが『死の家の記録』という作品の中でこんなことを言っています。

「わたしにはふとこんなことを思ったことがあった。つまり、もっとも凶悪な犯人でもふるえあがり、それを聞いただけでぞっとするような、おそろしい刑罰を加えて、二度と立ち上がれぬようにおしつぶしてやろうと思ったら、労働を徹底的に無益で無意味なものにしさえすれば、それでよい。」(ドストエフスキー死の家の記録』より)

よほど意志の強い人間であっても、「いつ結果が出るか分からない」「終わりの見えない作業」を続けることは簡単ではありません。

大学入試の勉強はかなりの長期戦になるため、明確な「終わり」を意識しておかなければ途中で心が折れてしまいます(毎年必ず途中で「燃え尽きる」生徒さんが出てくるのはこのためです)。

したがって、やる気を維持するために、予め「どれだけの分量を勉強すればよいのか」を意識しておくことが重要なのです。

 

もう一つ、生産性の観点からも残り時間を意識しておくことが重要です。

よく「勉強の計画を立てよう」と言われて、やらなければならないことをリスト化していき、一日辺りの勉強を決める人がいますが、このやり方はあまりオススメできません。

僕はこの勉強法を「コスト積み上げ型」呼んでいて、このやり方はそもそも満点を取ることを目的としない大学入試は乗り切ることができないと考えています。

大学入試で重要なことは、限られた時間をどのように活用するかという意識です(僕はこれを「予算制約型」の学習と呼んでいます)。

当然、時間(という名の予算)に制約の中でどういった勉強をするのかを考えようとしたら、どれだけの時間を確保できるかを知っておく必要があります。

この観点からも、「残り時間」の意識が重要なのです。

 

視覚的に分かりやすいよう、下にモデルケースを用意してみました。

たとえば、Aさんのように勉強計画を立てたとしたら、今から受験まで残り1223時間があるということになります。

Bさんの場合は819時間、Cさんは夏休みから勉強を始めるパターンを想定しましたが、このパターンになると670時間しか残っていません。

Aさんの1223時間は言わずもがな、Bさんの819時間もCさんの670時間もかなりの時間があるように思うかもしれません。

しかし、これらは全科目を完成させるのに必要な時間です。

たとえば、国公立大学を受ける場合、5教化7科目が必要で、Cさんの場合だと、1科目に掛けられる時間は100時間を切っています。

例えば英語のNEXTSTAGEという問題集には、文法と語彙の問題だけで25単元あるわけですが、仮に100時間を長文と文法にそれぞれ50時割いたとして、25単元で割ると、1単元あたりにかけられるのは2時間ということになります。

みなさんこの時間で入試レベルまで引き揚げられますか?

残り時間を意識すると、こういったことが現実的な数値で理解できるようになるのです。

 

受験勉強は宝くじのように偶然成功するものでもなければ、気合とやる気で乗り超える壁でもなく、適切なマネジメントで攻略可能な「科学」(再現性のあるという意味で)です。

やる気に燃えるのはいいことですが、がむしゃらに走るのは禁物です。

しっかりと計画を立てて、確実に合格にたどり着くようにしましょう。

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