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No.371【「鶏が先か卵が先か」問題から「やる気」と「成果」の関係を考える】

「上述の鶏と卵の話に戻ってみると、鶏は鶏という生物種だけですが、卵は鶏以外の鳥類も卵を産むのでどう考えても卵が先です。進化論から考えると鶏に近い種の卵から徐々に鶏という種に近づいていったということです。」「生命を燃やすことと失うことの違いと思考の関係と、二元論への終止符」(https://medium.com/@takaha.shoko )より引用しました。
ジーンクエストという会社のCEOである高橋祥子さんが、「鶏と卵問題」について面白い説明をしていました。
「鶏と卵問題」とは、「鶏がいなければ卵はできないけれど、卵がなければ鶏は生まれない。それならばどちらが先に生まれたの?」という所から、因果関係のジレンマを表す例としてよく使われます。
高橋さんが進化論の観点から「どう考えても卵が先」と結論付けているのを見て、なるほどと納得しました。
 
「鶏と卵問題」に関して、「鶏」の部分を「やる気」に、「卵」の部分を「結果」に置き換えると、教育の分野でしばしば話題に上がる「やる気があるから結果が出るのか、結果が出たからさらにやる気になるのか」というテーマになります。
高橋さんのロジックを借りれば「やる気そのものは他の分野から転用可能だけれど、結果はその科目でしか現れないから結果が先」ということになるでしょう。
このことから考えるなら、勉強でやる気を引き出すためには、最初の「成功体験」というきっかけをいかに見せてあげられるかが重要ということになります。
 
SEEDゼミの授業では、子どもたちにこの小さな「成功体験」を積んでもらうことを大切にしています。
全く分からなかった計算問題が仕組みを知ることで解けるようになった、ただ丸暗記していた社会に出てくる用語の背景を知って納得した、勉強方法を工夫することで劇的に点数が上がったなど、その子にとっての「成功体験」の形は様々ですが、こうした経験をした子には、高い確率で授業の度にやる気が増し、やる気が上がったおかげで成果が出て、成果が出たからまたやる気が...という好循環が生まれます。
勉強において重要なことは、この正のスパイラルに入るきっかけを作ってあげることだと思うのです。
 
やる気に「する」という言葉をよく耳にしますが、実際はやる気とは状態を表すことばで、自らの意志で(まして周囲の影響で)自在にON/OFFできるものではありません。
逆に言えばきっかけさえ与えてあげれば、勝手に「やる気のある状態」になる。
だからこそ「きっかけ作り」が非常に重要なのです。
 
因みに冒頭で紹介した高橋祥子さんのブログ(https://medium.com/@takaha.shoko)では、「鶏と卵問題」は話の枕で、そこから「視野の広さ」の話が展開されています。
こちらの話も「教育」という観点から非常に興味深いので、またの機会に取り上げたいと思います。