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No.363【塾の先生がやっている、弱点分析と対策の組み立て方!】

2018/01/27
この前の授業で、高校3年生のとある生徒さんから、「志望校の過去問が年によってなんか点数が取れへんときがある」という相談を受けました。
それに対して僕が「できない理由を分析して対策を考えて」と言ったら、「そんなんどうすればできんねん!」と言われました…
確かに「分析をすればいい」なんて言うだけなら簡単ですが、「ではどうやればいいのか?」を示さないのは無責任すぎますね(笑)
そこで今回は、僕がいつも入試問題の指導をするときに行っている分析の方法を少しだけ紹介してみたいと思います。

僕は担当している生徒さんの指導をする際、下の図のように授業で扱った問題を表に並べて、その生徒さんの演習結果に影響を与えそうな要因を並べ、それぞれの問題でそれらの要因がどう違うのかを比べるようにしています。
例えば古典の問題の得点にムラがあるというのであれば、どこが取れていてどこを落としているのかという点数に表れる部分以外に、文の長さはどのくらいか(行数)、登場人物の数は何人か、場面はいくつあるのか、リード文や注釈はついているのか、ジャンルは何か、いつの時代の文章であるのかなどを要因としてリスト化します。
そして、一番下の欄には得点率を記入して、それぞれの要因の中から点数が取れなかったことに影響を与えていそうな要因を特定します。
下に挙げた例であれば、6割を切っている問題とそれ以外の問題と考えたときに、行数、リード文の有無、ジャンル、時代はあまり結果に影響を与えていない一方で登場人物が多い問題と場面展開が多い問題で得点が低くなるという傾向が見られます。
ここからこの生徒さんの場合(あくまで架空の例です)①登場人物が多い場合か、②場面展開が多い場合に得点ができない場合が多いということが分かります。
上の結果から、「主語把握の練習が不十分であるために作中で複数人物のやり取りが出てくると迷ってしまう」ということと、「場面が頻繁にかわると頭の中で設定の切り替えができていないのではないか」ということが点数の伸び悩む原因ではないかという仮説が立ちます。
そして、仮説に基づいて対策を考える。
こうすることで、一つずつ、弱点を潰していきます。
経営学に、計画(Plan)を立てて実行(Do)し、確認(Check)をして次の行動(Action)に移すというPDCAサイクルという考え方があります。
僕が上で紹介したのは確認(Check)の行い方の一例です。
この時期、多くの受験生ががむしゃらに問題を解く、つまり実行(Do)と行動(Action)にばかり目が行って計画(Plan)と確認(Check)を軽視しがちになります。
しかし、「問題」は必ず何かしらの「原因」に基づいて発生するため、その原因を考えない演習にはあまり効果がありません。
「具合が悪い」と思って行くと毎回「とりあえず鎮痛剤打っておきましょう」なんて言われる病院なんて恐くていけないですよね?笑
(具合が悪くなるたびに「藤のこぶ」を飲めというお坊さんの話が古文にありますが…)
勉強も同じで、原因の特定をせずに頑張っても結果には結びつきません。
限られた時間だからこそ、原因の特定が不可欠です。

ここからラストスパートという受験生の皆さんは、ぜひ上のやり方を参考にして、原因の特定を徹底して下さい!

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