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No.361【極秘!入試で差がつく問題とそうでない問題の見分け方】

2017/12/20
明日から冬休みということで、何人かの高3の生徒さんから冬休みの勉強法について聞かれました。
その中でも、入試問題が思うように解けないという悩みを多く聞きます。
特に私立大学の入試問題の場合、僕は、「解けるべき」問題を見極める力をつけることが大切だというアドバイスをします。

入試問題には、①解けなければならない問題と、②解けると差がつく問題と、いわゆる「捨て問」と呼ばれる③解ける必要のない問題があります。
これらを的確に見抜き、得意科目では周りと差がつけられるように①②を確実に取り、苦手科目ではいかに①を落とさないようにするかが基本的な戦略となります。
①解けなければならない問題②解けると差がつく問題③解ける必要のない問題という違いを、実際の古典の入試問題を元に見ていきたいと思います。
古典の試験では多くの学校で「語彙」の問題が出題されます。
(直接語彙を問うていないようでも、問題を解く上でのカギになるということが多々あります。)
この単元はいわゆる「知識問題」とされ、多くの解説書では必ず得点すべき(=①)問題として説明が加えられています。もちろん単語帳に載っている重要語が問われる場合が多いですが、時には受験生では知らないような難しい問題が紛れている場合があります。

昨年の入試問題で非常にいい例となるものがあったので、一部を抜粋します。
②「いつくしう」、③「なのめならず」の意味として最も適切なものを、それぞれ次のア~オの中から選び、記号で答えなさい。(京都女子大学)※選択肢及び問題の一部を省略。
この2問のうち、③は解けなければならない問題で、②は解けなくていい問題です。
その証拠に、受験生に好んで使われる単語帳7冊の語彙を並べてみました。
(表1と表2)
御覧の通り、③の「なのめならず」は全ての単語帳に掲載されています。
そのため、この問題を落としてしまうと周りの受験生と差をつけられるため、絶対に正解しなければならない問題であるといえるでしょう。
一方で、②の「いつくしう」という単語はいずれの単語帳にも掲載されていません。
漢字で書くと「厳し」という表記なのですが、「居つく」という重要語があったり、「慈しむ」という語が連想されたりということで、なかなか正解にたどり着くのは難しい単語といえるでしょう。
この単語は7冊のいずれにも掲載されていないため、仮に間違えたとしても、試験結果に大きな影響を及ぼさない、解けなくていい問題ということになります。

同じく古典の語彙問題で、解けると差がつく問題も見ていきたいと思います。
傍線ウの「心はゆかぬ」の意味として、この場合、最も適当と思われるものを次のなかから選び、その番号をマークせよ。
1.思いは変わらない 2.気持ちは通わない 3.心は満ち足りない 4.思いは断ち切れない 5.気持ちはくつろがない 6.心ははれない(立命館大学
上の例と同じく「心はゆかぬ」(こころゆく)という語がどのくらい掲載されているかを比較すると以下(表3)の通りです。
7冊の単語帳のうち、4冊に掲載されているということは、少し深く勉強している受験生であれば解答できる可能性が高くなります。
(※注 この単語が載っていないからといって、その単語帳が良くないというわけではありません)
これが、「差のつく問題」です。

もちろん受験生のみなさんが、こんな分析を一問一問行う必要はありません。
ただ、直感的に「これは取るべき!」「これは取れなくてもよい!」という判断をつける習慣をつけて欲しいのです。
この嗅覚を磨くことこそが、過去問演習の大きな目的なのです。
冬休みの使い方が、入試を大きく左右します。
是非、ひとつひとつの勉強に明確な「意図」を持って取り組むように心がけて下さい。f:id:kurumi10021002:20180202050344j:imagef:id:kurumi10021002:20180202050348j:imagef:id:kurumi10021002:20180202050352j:image