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No.355【経験者と玄人は違います!】

2017/11/23
ちきりんさんというウェブで有名なブロガー(本を何冊も出していて、慶応義塾大学や成蹊大学など、多くの学校の入試問題でも出題されています)が『武勇伝バイアスに気をつけよう』(http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20171119)というエントリで、「ウェブ上にある『私はこうだった』という個人の体験を語った言説に気をつけよう」という話をされていて、非常に面白い視点だなと思いました。
ちきりんさんが言うところの、個人の「だから皆も大丈夫」と個人の体験を声高に叫ぶ「武勇伝バイアス」。
これと似たことを受験やテスト勉強においても頻繁に見かけます。
「英語なんて単語だけ覚えればいい」「センター漢文は一ヶ月で満点が取れる」etc…
こうしたことを実際に試験を受けた本人が後輩に言うことは別に構わないと思います。
ただし、それを後輩である皆さんが真に受けて実行するのは危険です。
上で挙げたような「先輩が上手くいった方法」は、あくまで個人の経験であり、誰にも通じる手段ではないからです。

あるものごとに関して、しばしば玄人と素人という括りで語られます。
この区分でいけば、受験を経験していない人は素人で、受験を経験した人は玄人ということになるでしょう。
しかし受験を始め、あることを経験するようなタイプの物事に関しては、2区分で考えることは非常に危険です。
ある事を経験したからといって、それが玄人ということにはならないのです。
僕はこうした物事に関しては、未経験者、経験者、玄人の3区分で語るべきであると考えています。
学校の先生や僕たちは何年もその年の受験生とともに「入試」と向き合い、また入試についてさまざまな研究や分析をしている「玄人」です(自分でいうのは気が引けますが…)
一方で受験を突破したという体験がある先輩は、あくまで「経験者」にすぎません。
個人的な成功体験を誰もに適応されるテクニック(場合によっては自分だけが教えてもらった裏技)であるように勘違いして、それを鵜呑みにすることは非常に危険です。
特に、自分にとって「そう信じたい」情報である場合には注意が必要です。

もちろん人それぞれ、その人にあった勉強方法というものがありますので、僕たちが言うとおりに勉強しろだなんていうつもりはありません。
いろいろな勉強方法を聞き、採用して自分にあうスタイルを確立してもらうことが一番です。
ただ、様々な勉強方法を採用する中で、それが「経験者」の意見であるのか「玄人」の意見であるのかはしっかりと考えておく必要があります。
巷には楽して大きな成果が得られた「例外的」な学習方法が溢れています(そうしたものの方が大勢の共感を得やすいため)。
しかしあくまでそれら個人の「経験」にすぎません。
じゃんけん大会に優勝した人から「じゃんけんの必勝法」を聞いても「それってただの偶然じゃないの?」と思うように、裏技のような勉強方法もその人にだけ偶然該当した偶然の産物である場合が殆どです。
入試までの残り日数が迫って焦る気持ちは分からなくもないですが、楽に成果を出す方法なんて存在しません。
甘い言葉や根拠のない方法に惑わされず、確実な勉強を進めてください。