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No.352【【「である」理解と「どうやって」の理解、「なんで」の理解】

2017/10/29

授業をしていると、いつも理解には「である」「どうやって」「なんで」の3つのフェーズがあるように感じます。
「である」理解とは目の前の内容をそのまま覚えようとするタイプの理解です。
例えば2次方程式があったとして、x2(2乗)-4=(x+2)(x-2)というのをそのまま丸暗記しようとする理解の仕方がここに該当します。
x2(2乗)-4=(x+2)(x-2)という事実をそのまま覚えようとしても、これは個別具体的な答えの一つに過ぎず、他の問題に応用が利きません。
勉強が苦手な生徒さんの多くはこのレイヤーで物事を理解しようとしているように感じます。
「である」理解を脱すると「どうやって」型の理解をするようになります。
「どうやって」型の理解とは、ある問題があったときに、その解き方に着目するタイプの考え方です。
一番分かりやすいのが公式を丸暗記するというやり方。
先ほどの2次方程式の例で言えば、x2(2乗)-4=(x+2)(x-2)という問題を見たときに、「2乗-2乗の問題は(x+〇)(x-〇)という公式に当てはめれば解ける」という乗法公式を思い出して問題に取り組みます。
さらに理解の階層が深くなると、「なんで」の理解をするようになります。
この階層になると、単に問題を解くためのツールとしての公式や構文という理解ではなく、どうしてその公式に当てはめると答えが出るのかという背景にまで意識がいくようになります。
x2(2乗)-4=(x+2)(x-2)の問題ならば、答えを確認した時に公式に当てはめて終わりではなく、一度その公式展開したり分解したりして、その仕組みやなりたちまで考えます。

いうまでもなく勉強において最も重要なことは「なんで」という階層で理解しようとすることです。
やや乱暴な区分ですが、僕はこの理解の階層とそれが勉強に通じる学年の対応は、「である」型が幼稚園~小学3年、「どうやって」型が小学4年~高校1年、「なんで」型が高校2年~それ以降くらいに考えています。
(もちろん、難関入試等を考えれば小学校・中学生の段階から「なんで」型の理解が不可欠です。)

学年が上がるに従って勉強の理解に「である」→「どうやって」→「なんで」の理解力が求められるのは上に書いたとおりなのですが、やっかいなことに、いざ自分の理解力の方に目を向けるとこれらの理解力の変化は自然と身につくものでもなければ、教科書に載っているものでもありません。
そのため、自分で気付き、自分で意識して、自分で新たな理解の仕方を習得していかなければならないのです。
生徒さんを見ていると、このシフトの段階が上手くいかずに躓いているという場合が少なくありません。
(特に文系科目でその傾向が多いように思います!)
車のギアと同じように、ある理解の仕方で対応できる出力には限界があります。
勉強が上手くいかないという人はこの「理解力のギアチェンジ」を意識してみることが必要かもしれません。