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No.351【ポケモンも入試問題もキホンは同じってどういうこと?】

2017/10/21

ポケモンバトルで相手が「ヒトカゲ」を使ってきたとします。
今の手持ちのポケモンが①フシギダネ、②ピカチュウ、③ゼニガメ、④プリンだったとしたら、あなたはどのポケモンを選びますか?
こんな質問をすると、ポケモンを知っている人ならば十中八九③のゼニガメを選ぶことでしょう。
ではゼニガメを選んだ(であろう多くの)人にもう一つ質問です。
なぜ、あなたはゼニガメを選んだのですか?
恐らく先ほどの質問に即答した人はこの質問に対して、「ヒトカゲはほのおタイプで、みずタイプに弱いから、みずタイプのポケモンであるゼニガメを選んだ」という理由をはっきり答えてくれるように思います。

冒頭に書いた質問に対してヒトカゲに対してゼニガメを選ぶという行為を見てみると、何段階かの思考を経ていることに気がつきます。
まず、ヒトカゲという相手のポケモンを見て、それが「ほのおタイプ」であるということを見抜いています。
次に、「ほのおタイプ」に強いタイプを頭の中で思い浮かべます。
(みず、じめん、いわetc...)
そして最後に自分のポケモンの中から、そこに該当するポケモンを選択する。
フシギダネ・・・くさタイプ
ピカチュウ・・・でんきタイプ
ゼニガメ・・・みずタイプ
④プリン・・・ノーマルタイプ
そんな複雑なことを考えていないと思う人もいるかもしれませんが、何気なく行っている「判断」は、実は複雑な思考の末に導かれている場合が少なくないのです。

勘のいい方はすでにお気づきかもしれませんが、上に挙げた思考回路はまるまる入試問題を解くのと同じ頭の使い方になっています。
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次の空欄に適する語句を後の①~④から選びなさい。
James doesn’t want to eat anything, but I’ll (   )him to eat something.
①get ②make ③let ④insist (明治大学
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この問題を先ほどのポケモンと同じ順番で見ていくと、まずはこの問題の敵の正体を見抜くところから始めます。
問題を見ると空欄の前には[will]が、後ろには[him + to eat something]という形がきているので、動詞の語法で5文型について問われているということが分かります。
次に、動詞の語法の知識を引き出します。
5文型をとる動詞はそれぞれ補語(今回は[to eat something]となっている部分のことですが、まだ習っていない人「ふ~ん」くらいに思っていて下さい!)にどういう形が来るのかが決まっています。
そして、補語[to eat something]に注目するということが分かったら、次に自分の手持ちのポケモン、今回であれば選択肢を見ていきます。
それぞれのよく使われる形をまとめると以下の通り。
①get・・・後ろは[ O + toV][物 + 過去分詞]
②make・・・後ろは[make + O +V原形]
③let・・・後ろは[let + O +V原形] 
④insist・・・後ろは[on][in][that節]など
さて、それぞれの選択肢の「属性」が分かったので、最後に問題の英文の構造を見比べて答えを決めます。
今回は空欄の後ろに[him + to eat something]つまり[ O + toV]があるので答えは①
いかがでしょうか?
入試問題は使っている知識こそ違っても、考え方は冒頭のポケモンと殆ど同じなのです。

冒頭のポケモンの例で「ヒトカゲの相手はゼニガメ」と選んだときには、ヒトカゲの属性という知識、パーティのポケモンの属性の知識、そしてタイプの相性という3つの知識を組み合わせて最適な選択肢を選びました。
勉強も全く同じなのです。
よく、「問題が解けへん!」という言葉を聞きますが、しっかりと問題を読んでいますか。
或いはしっかりと知識を定着させられてありますか?
しっかりと相手を分析する、しっかりと覚えるべき知識を覚える。
敵がヒトカゲと分からず、属性も分からなければ手の打ちようがないのと同じように。勉強だってしっかり問題の正体を突き止めて引き出せる知識を用意しておかなければ始まりません。
僕がしつこく「問題をよく読みなさい」「まずは知識を整理しなさい」といっているのはこういった理由があるからです。
問題をひたすら解いて量をこなすだけでは実力は伸びません。
ヒトカゲに対してゼニガメを選ぶ」のと同じ気構えで当たり前に問題が解けるくらい、丁寧に問題を読んで、また問題に対峙したときに引き出せるだけの知識を頭に定着させるように心がけましょう!