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No.341【受験勉強最重要スキル!上手くいく人のマインドセット「損切り」を身につけよう】

2017/08/30

もちろん受験勉強において、一生懸命頑張ることは大切ですが、それと同じくらいに戦略が重要です。
先日、夏期講習の成果を測るための模擬試験を実施しました。
みなさん一生懸命頑張ってくれていたのですが、中には気持ちが前に行き過ぎて、ひとつの問題で手間取って、最後の問題にまで手が届かないという生徒さんがいらっしゃいました。
1、2年生であれば平日はほぼ毎日、さらに中学3年生にいたっては76時間以上の授業と、それに伴う宿題、さらには学校の課題に人によっては自分に必要な勉強をこなしてきたわけですから、難しい問題に出会ったとして、なんとかそれを解きたいという気持ちは分かります。
しかし、ひとつの問題に捉われすぎて本来解けるはずであった他の簡単な問題を取りこぼしてしまっては元も子もありません。
やる気が重要であるのと同時に、試験の場合には冷静な判断力が求められます。

経済学の用語にサンクコストの呪縛というものがあります。
サンクコストとは、ある結果を得るためにそれまでかけてきた費用のこと。
問題を解く場合であればその問題を解くのにかけてきた時間がこれに当たります。
例えば、数学の図形の問題で10分近く考えてもまだ答えが出ないとき、「たった1問に10分も費やしたのだから、その時間を無駄にするわけにはいかない」という気持ちになることはありませんか?
そこまでかけてきたコストのことを考えると、それを無にする(=その問題を捨てる)ことができなくなってしまう。
これがサンクコストの呪縛です。
この考え方は非常に厄介で、試験中にこの思考に陥ると、どんどん時間を無駄にしてしまいます。
こうした場合、もう何分かけて解けるか分からない(そもそも解けるかすら分からない)問題に執着せずに、即座に「損切り」できる判断力をもつことが重要です。

僕は損切り(=一問を深追いしない)のために、1点あたりの価値を目安として予め頭に入れておくことを勧めています。
例えば制限時間40分、100点満点のテストであれば、1点あたりにかけるべき平均時間は24秒(40分×60秒を100点で割った数字)という数字が出てきます。
1点あたり24秒。
これが制限時間40分、100点満点のテストにおける1点の平均的な「価値」です。
もちろん難しい問題であれば簡単な問題に比べ多くの時間を費やすことは問題ありませんが、仮に4点の問題で6分も7分もかけていたら、それはさすがにちょっと時間を使いすぎですよね?
このように、1点あたりの平均的な価値を知っていると、比較的傷が浅い段階で損切りができるようになるのです。
それが総合点で競う模擬試験である以上、最も重要なことはひとつでも多くの問題を解いて点数を稼ぐことです。
ひとつの問題に捉われすぎないためにも、1点あたりの「価値」を認識し、試験中に損切りができるようにしましょう。