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No.340【安易な科目搾りは要注意!数値で考える、3科目入試のメリットとデメリット】

2017/08/16
普段の授業に関しては直感的な分かりやすさも大事にしているのですが、こと進路の話や受験戦略の話になったときは、僕は徹頭徹尾、論理で考えることにしています。
例えば大学入試の科目選択について。
この時期、科目を減らした方がいいかという相談をチラホラと受けます。
もちろん科目を減らすことで有利になる場合もあるのですが、たいていの場合はそう上手くいきません。
科目を減らすという選択を考えるのはいいのですが、もっと数値的に分析してみて欲しいのです。

仮に3科目から2科目の受験にするとして、具体的にどういう場合なら有効か、考えてみたいと思います。
科目を減らす動機として1番多いのは「○○という科目は苦手だから、それをやめて2科目に特化することで受かりやすくなる」という意見です。
確かに、一見すると苦手科目を切って他科目に特化すれば合格可能性は上がるようにも思えます。
しかし、実際にはそんな甘いものではないので、しっかりとデータを元に勝機を算出する事が重要です。
例えば、A大学の○学部の3科目受験の合格者平均点が6割8分、2科目受験の合格者平均点が7割5分とします。
この場合で、科目を切ろうとしている生徒さんの現在の点数が5割だったとすると、3科目受験の場合、合格者平均点の73%の実力があるということになります。
2科目受験で同じだけの到達率になるには、7割5分×73%で5.6割取れていて初めて3科目受験の場合と同じ勝率です。
基本的に科目が少ないほど、1科目あたりの失敗したときのリスクは大きくなるため、3科目受験の換算で5割、2科目受験の換算で5割6分の得点率ならリスクヘッジの観点から3科目受験を選ぶべきです。
以上の式から、仮に立てた上の数値の大学で科目を減らした受験を検討する場合、少なくとも1科目減らすことで0.6ポイント分の改善がみられることが最低の条件です。

もちろん、配点比率や科目ごとの難易度が違うといったこと、もっと言えば問題に対する相性というようなものも確かにあります。
その意味で、単純な数値計算だけではないというのは事実です。
しかし、科目選択に際して一つの考える指標として、僕は上の計算がそこそこの根拠になると思っています。
少なくとも、この数値を指摘されて反論できる素材を用意していないのは、科目選択という場面では少し恐い。
受験科目の増減に関してはよく考えること、特に客観的な数値を踏まえることが重要です。
もし悩んでいる人がいたら、参考にしてみてください!