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No.320【読書をすると、デジタルに強くなる!?】

2017/06/13

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僕は読書が大切な最大の理由は、デジタル通信的な思考を身につけられるところにあると考えています。
読書とデジタルという言葉は一見すると遠いものに感じますが、実は原理的に非常に近しい構造が見出せます。
デジタル通信は、ある情報を相手に届ける際、一度0と1の情報に分解して相手に送信します。
そうすることで情報量が圧縮され、素早く正確に相手の元に情報を届けることができるのです。
受信側は0と1の情報を受け取ると、それを元の情報へと再構築します。
ざっくりとした説明ではありますが、このように情報を相手の元へ送る仕組みがデジタル通信です。
これが読書の場合、筆者はまず頭に思い描いた世界を「文字」を使って一冊の本にまとめます。
そして、それを読者の元に届ける。
読者はその本を読んで、頭の中に筆者が考えた世界を再構築して、その筆者の世界観を味わいます。
これが読書の仕組み。
どうでしょう、送信者が生の情報を圧縮し、受信者に送り、それを再構築するという点で共通しているといえませんか?
もちろん読書には感情を豊かにするだとか、教養を身につけるだとか、さまざまな効用があるといわれますが、僕は読書において最も重要なのは、この情報を再構築する力を身につけられることだと思っています。
学年が上がるにつれて、あらゆる科目、また勉強に限らずあらゆる分野で、文字による知識のやり取りが増えてくるからです。
小学校低学年までの勉強は、九九や漢字の学習といった、どちらかといえば直感的に理解できるものが中心です。
デジタル通信的な情報圧縮をせずとも、直接に伝えられるような内容ばかりなのです。
学年が上がるに連れて、抽象的な内容、あるいはひと目では理解できないような複雑な内容が増えてきます。
一枚の図で理解できるような単純な内容であれば文字で説明する必要も無いのですが、複雑な内容になったら、相手に情報を伝えるために文字情報として圧縮することが不可欠です。
こうした文字情報に圧縮したやり取りが勉強に入ってくると、受信する側の「再構築する力」が必須になってくるのです。
小学校の高学年や、中学校に入って勉強が分からなくなったという子をよくよく見ていると、「情報の再構築」のスキルが無いことが原因である場合が少なくありません。
残念ながら、この力は普段の授業を受けていれば自然と身につくというものではないのです(もちろん、僕たちはそうした部分を意識して最大限授業に取り組んではいますが…)。
この力をつけるのに最も便利なものが読書です。
本を読んで、頭の中でその世界を再構築する。
この能力を磨くことが、抜本的な学力対策に繋がるのです。
今の子どもたちの日常生活には、直感的に理解できるものが溢れています。
その結果、昔と比べ、文字から情報を再構築する力が衰退しているのは間違えないでしょう。
一方で高度な知識やスキルの習得には、以前文字情報でのやりとりが不可欠です。
だからこそ、今のうちから「情報の再構築」のスキルを身に付けておくことが重要なのです。
そんな意味からも、読書をしてみませんか?