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No.312 理系脳/文系脳の仕組みと得意不得意のウソホント!?

2017/05/22

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「私は数学が得意から理系やねん!」
「俺は理系だから英語がホンマにできひん…」
生徒さんを見ていると、文系/理系という言葉を科目の得手不得手と結びつけて使っている場面を多く見かけます。
「自分は文系である→だから英語が苦手」みたいな感じ。
僕は「文系」「理系」という分け方は得意な思考パターンの違いにすぎず、科目の得意・不得意とは関係のないものであると考えています。

仮に文系的な思考パターンが得意な人を「文系脳」、理系的な思考パターンが得意な人を「理系脳」と呼ぶことにします。
文系脳とは、何かを考えるときに文字を用いて思考するのを得意とするタイプのこと。
それに対して理系脳は何かを考えるとき、図形や記号で考えることを得意とします。
具体的に高校1年生の「絶対値」の問題で文系脳と理系脳の違いをみていきます。
たとえば「|x+1|<4のxの範囲を求めよ。」といった問題があったとして、文系脳の人はこの問題を言語に変換して考えます。
「(x+1)という値が、原点からの距離が4以上離れていない範囲」みたいな感じ。
それに対して、理系脳の人の場合は、式を見た瞬間に数直線とその上に原点から4だけ離れた2点-4と4が描かれた図形が浮かび、問題を解こうとします。
絶対値等、さまざまな言葉の定義を性格に理解し、言葉で内容を考えようとするのが文系脳、概念を図に表して、イメージで内容を捉えようとするのが理系脳なのです。

「そんなこといったって私数学ができひんのだから文系脳じゃないの?」
こう思う人がいるかもしれませんが、文系脳/理系脳の違いはその人が何かを考える際のクセの話で、科目による違いは(ほとんど)ありません。
仮に数学が解けないのだとしたら、それは文型脳/理系脳という話ではなく、論理的に考える力が足りていないだけなのです(笑)
あらゆる科目は基本的に知識量と論理的思考から成り立っており、その比率が科目によって異なります。
僕の肌感覚では「数学→知識量:論理的思考=3:7」「英語→知識量:論理的思考=7:3」くらい。
問題が解けないのは①知識不足か②理屈力が低いのどちらか。
文型脳でも理系脳でも理屈は組み立てられます。
高校の文理選択のタイミングであれば、図形的志向が得意な人は理系に進み、言語による思考が得意な人は文系に進んだ方が成長はしやすいかもしれません(高校レベルに細分化されれば、科目自体がどういう思考方法でできているのかという特徴が少し表れるため)。
但しそれはあくまで「考え方」の話であって、科目の得意・不得意で判断できるものではありません。
このことを知らず、本当は理系脳である人が「数学が苦手だから」といって文系に進むと、大変な目にあってしまうのです。
科目の得意不得意に自分の考え方の向き・不向きは関係ありません。
苦手科目があれば、まずは覚えるべき知識が定着しているのか、必要な論理力が備わっているのか。
その2点に意識を向けてください。