ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

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入試直前期の勉強は、高名の木登りに学べ!

2016/02/27

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有名な木登りだといわれている男が、人を指図して高い木に登らせて梢を切らせたとき、とても危なく見える間は何も言わないで、降りてくるときに軒の高さくらいになったところで、「けがをするな。注意して降りろ」と言葉をかけたので、それを見ていた私が「これくらいの高さであれば、たとえ飛び降りたとしても降りられよう。どうしてそう言うのか」と申したところ、「そのことでございます。高くて目がくらみ、枝が折れそうで危ない間は、自分で恐れて用心しますから、注意しろとは申しません。けがは、安全な所になってから必ずするものでございます」と言う。
 賤しい身分の者ながら、その言葉は聖人の教訓にかなっている。蹴鞠(けまり)の鞠も、難しいのをうまく蹴った後で安心すると、必ず失敗して鞠を落とすそうだ。
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徒然草にある、「高名の木登り」というお話です。
受験が直前に迫った中学生の皆さんにとって、非常に示唆に富んだ内容であるので、引用しました。
入試直前期になってくると焦りと不安からひたすらに過去問題集に手を伸ばす人が出てきます。
しかも難しい問題ばかりにチャレンジしがち。。。
それで思うように点が取れず不安になってまた解いてみるというスパイラルに陥ってしまいます。
思うように点数が取れないことの原因のほとんどは、基本的な内容の見落としにあります。
解けなくても合格できるような応用問題に手を出したり、前提条件を読み飛ばして問題に挑戦したりといったところにあります。
その反面、基礎問題での間違えには無頓着。
今の段階で意識しなければならないことは、高名の木登りが地上近くになってアドバイスをしたのと同様に、基礎問題での間違いを無くすことなのです。
基本問題で間違えたとき、「ああ、これは大丈夫だな」と気にもかけていないような人はいませんか。
本来なら、そういう部分での間違えこそ、大きく反省し、なぜその問題を間違えたのか、どうすればそのミスが出ないようになるのかということを考えることなのです。
合格に重要なことは、誰も解けないような応用問題を自分だけ解けるようになることではありません。
「基本問題を間違えない」「基礎知識を復習する」
この2点に意識を向けて勉強に励んでください。