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社会の人物はキャラクターで攻略する!

2017/01/29

本日の社会の授業をしていた時のこと、生徒さんから摂関政治院政の違いを聞かれました。
2つの違いを説明した後、不意に彼女は「それ考えた人たちって、頭いいねんな」と言ってくれて、それを聞いたときに僕はハッと何かに気付かされた気がしました。
彼女の言葉を聞いて、「頭がいい」という視点から歴史の勉強をするのが、非常に効果的な手段であるように感じたのです。
確かに、歴史の教科書に並ぶ人たちは偉大な成果を残しており、その世界物は往々にして新しいシステムだったり、新しい概念だったりします。
今までになかった物を生み出して結果を残すというのは、確かにずば抜けて「頭の良い」行為です。
例えば、貴族という身分で政治を動かす力を得ようとした藤原氏にしろ、次の天皇に自らの天皇の座を譲ったあとで政治を行おうとした白河上皇にしろ、その発想の時点で非常に優秀です。
或いは天動説が当たり前だった時代に地球が丸いという理論を信じて新大陸を発見したコロンブスも、参勤交代という自分たちに身近な藩ほど負担が少なくてすむ制度を考えついた徳川家光も、言われてみればとてつもなく頭のいい人であったと考えられます。
大名が自分の国と江戸を一年毎に行き来するという一つのルールで遠くにいて(自分と関係が薄くて)大所帯の藩ほど負担が大きくなり、小さく、自分に身近な藩ほど負担が少なくなるなんて制度、そんな簡単には思いつきませんよね。
確かに「頭が良い」という視点で見ると、歴史はとてもおもしろい。

彼女が歴史上の人物を知って「頭がいい」といった時に、すばらしいと思ったのは、もう一つの理由があります。
それは「頭がいい」という視点で学んでいる限り、表面的な語を覚える勉強に陥ることなく、歴史の背景をしっかり理解した勉強ができるという点にあります。
ある歴史上の人物がいかに頭のいい人であるかを理解するためには、言うまでもなく、人物の思想、野望、行動という部分にまで意識を向けなければなりません。
ある革新的なシステムや概念が生まれるには、必ずそこに至るまでの背景があるはずだからです。
単なる現象としての理解ならば、そんなものいりません。
しかし、新制度を創りだした歴史上の人物を「頭がいい」と判断するためには、文脈を知らなければなりません。
その意味でも、歴史上の人物の頭の良さに触れるという観点は非常に社会の勉強にあった方法だと思うのです。
社会が苦手という人は、ぜひ、この「頭がいい」という視点で歴史上の人物に出会ってみてください。
きっと、表面にとどまらない深い理解ができるようになりなると思います。