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言葉の意味は文脈で決まる

2017/01/26

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「嫌われる勇気」や「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」などのベストセラーを世に出した編集者の柿内芳文さんがTwitterで面白い発言をしていました。
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文脈を作ることが編集だという話をするときによく例に出すのが13。そばに「12」と「14」があれば数字の「13」に見えるし、「A」と「C」があれば「B」に見える。どの文脈に乗せるかによって全く同じ物でも見え方はまるで違ってくる。何を前に置くのか、何を後に置くのか、細心の注意が必要だ
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https://twitter.com/kakkyoshifumi/status/824461417281564673
柿内さんは編集の心得を語るためにこの例を用いていましたが、この、前後に何があるのかによって意味が変わるという意識は勉強をする上でも非常に役に立つ視点です。
次の4つの例文を見てください。
① I have a pen.
② I have to use a pen.
③ I have used this pen for a long time.
いずれも同じ[have]なんですが、それぞれ用法が異なります。
例えば後ろにいきなり目的語が来ていたら普通に動詞としての役割であると分かります。
それに対して後ろにto+動詞の原形があれば「~しなければならない」という意味になる。
或いは、過去分詞(「何それ?」ってみなさんも、中学3年生で習います!)が後ろにある③のような場合は「ずっと~している」という「継続」の訳になります。
全部同じ[have]なのですが、複数の用法があるのです。
テストではこのような判別がよく問われます。
そして、その識別に最も大切なことが、先の柿内さんの言っていた前後の情報から使われ方を読み取るという視点なのです。
入試問題が解けないという子に最も多いのが前後を見ずに問題の箇所だけで判断をしてしまっているというパターンです。
仮に空欄で手がとまったとして、いくらその空欄を眺めて考えていたとしても、それで答えが閃くということはほとんどありません。
その空欄だけでは答えが導き出せないからこそ、手を止めて悩んでいるわけですから。
手が止まったときは、むしろ一旦空欄から意識を話して、周辺の情報に目を向ける。
この感覚があるだけで、勉強で相当優位に立つことができます。
普段からやっている人にとっては当たり前のことだけれど、案外気が付いている人は少ないように思います。

「分からなくなったら周辺を見る」
下の図を参考に、この視点を頭に留めてみてください!