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考えるために全訳しよう!

2016/12/24

大学入試の英語の問題について。
英語の読解が苦手な子に、僕はよく全訳をオススメします。
英語長文の問題が解けない理由は次の3つのフェーズに分けられます。
①そもそも語彙が分からず内容が読めない
②語彙はある程度分かっているのがけれど、文の内容が分からない
③文の内容は分かるけれど問題が解けない。
この時期で語彙が分からないというのはまあ、頑張って覚えてもらうしかないので仕方ないとして、この時期になると②で躓いている生徒さんが意外と多くいます。
(一見③の部分に見える人でも、実はしっかりと訳していないことが原因で解けていないということもあるので要注意!)
②の部分で躓く人をさらに二つに分類すると以下のとおり。
Ⅰ逐語訳をしているだけで日本語訳になっていない
Ⅱ訳しているつもりで読み飛ばしている
逐語訳というのは文の内容を考えず、単語の意味をそのまま文構造に当てはめて訳出ししたものです。
たとえば[In the same way, we can understand how our world works only by getting to know the parts and relationships between them.]という文章を逐語訳すると「同じ道の中で、私たちは部分そして彼らの間の関係を知ることを得ることによってだけ、どのように私たちの世界が働くかを理解できる。」となります。
確かに全部の語を訳してあり、文法的にも正しいのですが、何を言いたいのかは全く通じません。
ここからキチンと意味の通じる日本語訳にすることが必要です。
これがⅠに該当する人のパターン。
問題文を読むときに、全文を訳してはいるのだけれど、この逐語訳の段階で理解しようとする人が少なくありません。
上のように、たった一文でも何を言いたいのか理解できないのに、それが長文になったらますます理解ができなくなってしまいます。
もう一つよくあるのが、Ⅱの全部読んでいるつもりでも実は読み飛ばしているというパターンです。
当然、出題された文章において、読み飛ばしていい文なんてありません。
たとえその場ではなんとなくの理解で流すことができたとしても、そこで生じたちょっとした読み間違えや読みもらしが、後の内容把握に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
ⅠもⅡも、根本的な原因は訳出しの練習不足にあります。
頭の中で即時に日本語訳を作り出すためには、その前段階として、一定量の和訳を文字に書いて訓練しておく必要があるのです。
全ての英文を全訳しようとすれば、(受験までの期限という意味で)とても時間が足りません。
それを行うのは一週間に一度くらいでいいでしょう。
一度でも、一つの文章をまるまる丁寧に全訳ししてみると、普段の自分の読み方がいかに漏れの多いものであったのか、あるいは逐語訳で意味を意識していなかったのかが良くわかります。
こうした部分から軌道修正することは12月以降ラストスパートをかけたときに効いてきます。
英語の長文で伸び悩んでいる人は、大掃除のつもりで、一度長文の全訳に取り組んでみてください。