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公募推薦は簡単か?

2012/10/24

公募推薦について、ある生徒さんからこう聞かれました。
Q,「公募推薦って簡単なの?」
僕の答えはこう。
A.「一般入試と比べれば簡単だよ」
同じ生徒さんから別の日に同じことが聞かれました。
Q,「公募推薦って簡単なの?」
僕の答えはこう。
A.「一般入試と比べると難しいよ」
もちろん、僕がその日の気分で難易度についてテキトーに答えたわけではありません。
「簡単だけど、難しい。」
これは、公募推薦を受ける上で絶対に押さえておかねばならないキーポイントなのです。

なぜ僕が、ある質問には「簡単」と答え、別の質問には「難しい」と答えたのか。
この矛盾の秘密は、これを聞いてきた生徒さんの文脈にあります。
一度目に聞いてきたのは、公募推薦の問題を解いているときでした。
つまり、この生徒さんの問いは「この問題は一般入試に比べて難易度は高いのか?」というものです。
問題の難しさに関しては言えば、僕の答えははっきりと「NO」となります。
どこの大学をとってみても、一般入試と比べれば公募推薦入試の問題が簡単であることは自明だからです。
しかしながら、二度目にこの生徒さんが質問をしてきたのは、進路の話をしている最中のこと。
つまりここでの「公募推薦は簡単か?」という質問には、言外に「受かりやすいか」という意味が含まれているのです。
この文脈において、僕ははっきりと「NO」と言いました。
問題が簡単だから受かるのが簡単とはならないのです。

そこに定員が設けられている以上、入学試験は基本的に(≒定員割れを起こしていない限り)相対評価になります。
相対評価で合格者が決まる以上、問題の難易度は関係ありません。
問題が難しければ合格最低点が下がり、問題が簡単であれば合格最低点が上がるだけだからです。
全員が同じ問題を受ける以上、合否は得点の高さで決定します。
つまり、簡単な問題であれば合格しやすいのではなく、簡単な問題であれば合格のための基準点が高くなるだけなのです。
公募推薦は基本的に人気校を受けようとする子が保険で受ける場合が少なくないため、否応なく倍率は高くなってしまいます。
だから問題は簡単でも、合格は難しいということになるのです。
よく、入試戦略を聴くと、「公募推薦で滑り止めを確保して本命を一般入試で」というプランを立てている生徒さんに出会います。
しかし、公募推薦は簡単だから受かれるはずという目算は要注意です!
公募推薦は、問題は簡単だけれど受かるのは難しいのです。
公募推薦を含めた入試の戦略を立てるときにはこの点に注意することが大切です。
でないと、思はぬところで足を取られることがあります。