ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

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思い出せるように忘れてしまう

2016/09/12

「忘れないように覚える」のではなく、「思い出せるように忘れてしまう」。
僕が学生時代から、勉強をする際にいつも心がけていることです。
僕たちの頭はパソコンではない以上、一度覚えて半永久的に覚えておくなんていうのは不可能です。
だからこそ、「覚え方」ではなく「忘れ方」を工夫することが大切です。
思い出せるように忘れるためには、一番初めに知識と出会った時点で一工夫する必要があります。
それは、知識をそのまま覚えようとするのではなく、「なぜそうなのか?」と、一段階掘り下げておくことです。
ちょうど授業終わりに、理科の質問をしている生徒さんがいました。
彼の質問は「化学エネルギーってなに?」というもの。
石油を使っている発電が火力エネルギー→電気エネルギーの変化で、ガソリンが化学エネルギー→熱エネルギーの変化であるというのが直感的にはわかりづらいようです。
これを火力発電は「火→電気」、ガソリンは「化学→熱」として丸暗記してしまっては一度忘れたときに思い出せません。
これを思い出せるように忘れるには、発電所の仕組みを理解しておくことが大切です。
火力発電は、あくまで石油によって起こした「火」を用いてタービンを回す発電方法。
従って電気を作っているのはあくまで熱エネルギーの部分。
それに対してガソリンエンジンは、ガソリンが酸素と結びついて化学変化を起こし熱を生み出します。
その部分に注目すれば、ガソリンエンジンは化学エネルギー→熱エネルギーといえるわけです(その後車を動かすには熱エネルギーが運動エネルギーに変換されます)
こんなふうに、仕組みを覚えて置くと、忘れてもしっかりと思い出すことができます。
思い出せるように下準備をして忘れておけば、テスト前にそれらを再び覚えるのにかかる手間は、イチから覚えようとするよりも、ずっと少なくなるわけです。
はじめから忘れるのを前提にした覚え方をする。
矛盾しているように感じるかもしれませんが、オススメです。