ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

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流れるように演奏しよう!流れるように文を読もう!

2016/05/17
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ベンジャミン・ザンダーという世界で活躍する指揮者がいます。
彼は活動は音楽の世界にとどまらず、その奏者のやる気を引き出す類稀なる才能を用いてコーチングなども行っています。
そんなザンダーがTEDという講演会で、ピアノの上手な弾き方について語っていました。
その講演の中でザンダーは、モーツァルトソナチネを題材に、8歳、9歳、10歳と少しずつ上手くなっていく過程を実演で見せます。
そこには素人が聴いても明らかに分かる音の変化がありました。
彼曰く、同じ楽譜で同じように弾いているのに演奏が違って聞こえるのは、どのスケールで曲を捕らえているかにあるそうです。
彼の演じた8歳児の演奏では、一音一音をしっかりと捕らえることを重視します。
それが年齢を重ねるにつれて、二音、一小節、二小節と、音を捉える範囲が広がっていきました。
そして最後の演奏では、全体を一つの塊として演奏するとどうなるかという実演を行い、そこにはそれまでと明らかに違う音色が響くのです。

彼の講演を見たとき、どのスケールで捕らえるかというのは英語長文にも言えることだなあと感じました。
英語が苦手な人ほど単語を一語ずつ捕らえ、逆に英語が得意な人は全体の流れの中で単語の意味を捉えようとする。
一語ずつ意味をはっきり抑えようとすれば、文全体として何を言わんとしているかは把握しづらくなります。
逆に、全体の流れで読む人は、多少の知らない語があっても、前後から意味を補って読むということをしている。
この、長文を把握するスケールが、英語の読解の得手不得手には大きな影響を与えるのです。
もちろんピアノでいきなり流れるように弾くことが無理なように、始めはたどたどしくとも一語ずつ丁寧に追う練習が必要です。
しかし慣れてきたら少しずつ大きなカタマリで内容を捉えるように意識してみる。
これが、スムーズに読解をするための勉強法です。
読解で伸び悩んでいる人は、この事を意識してみるようにしてください。