ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

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28年度京都府公立入試(中期)講評(国語)

ウェブページ用に書いた28年度京都府公立入試(中期選抜)の解答速報からの引用です。

 今年の古典の出題は、江戸時代の随筆からの出題となった。日頃読み慣れている平安~鎌倉と比べやや時代が遅く、また筋の取りやすい物語からの出典でなかったこともあり、読み初めは少し苦戦した人もいたかもしれない。しかし、登場人物は少なく、内容は捕らえやすかったはずだ。ポイントは一行目に出てくる「定家」という言葉から、新古今和歌集の選者であることに結び付けられるかどうかだ。為家の父定家が、和歌の名手であったということを踏まえて文章を読めばどういう内容かは捉えられただろう。また(2)で出題された問題のポイントとなる「本意(ほい)」は、2年生で習った「仁和寺にある法師」で登場した重要語だ。「本意なし」を「本来の目的(願い)ではない」と訳せれば、解答にたどり着ける。学校の内容をきちんと修めているものが優位に解けるように配慮された、良問であったといえる。
 現代文に関しては、多くの受験生が問題を読み始めて相当焦ったのではないかと予想される。松田素二の「知のたのしみ学のよろこび」からの出題だった。普段読み慣れない人文学からの出題で、相当に読み込まなければ内容を捉えられないままに文章を読み進めることになっただろう。内容が複雑であった文、文法問題と漢字の問題は確実に抑えておきたい。次年度の受験生は、日頃から新聞を読む習慣を付けるなどして、硬い文章を読む訓練を積むことが大切だ。