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ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

京都府西京区阪急桂駅前の学習塾、シードゼミのブログです。Facebookで更新しているコラムを転載しております。

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215/12/10 記憶の仕組みを理解しよう!

滋賀県の観光名所に近江八景があります。
瀬田、唐崎、粟津、堅田、比良、石山、長谷寺三井寺の8種類。
突然ですが、上の8つの地名を覚えてみて下さい。

記憶はチャンクという概念で数えられます。
覚える物の長さや複雑さに関係なく、覚えようとするものを一つのカタマリ(=チャンク)と呼びます。
人間が一度に覚えられるのは、平均して5~7チャンクと言われています。
ちょうど近江八景は覚えるのに苦戦する数です。
多くの語を覚えるときに語呂あわせが有効な理由は、チャンクの仕組みにあります。
チャンクというのは、長さも難しさも関係ないので、語呂として一つのカタマリにしたら、覚える量を大幅に減らすことが出来るのです。

先ほどの近江八景について、江戸時代の狂歌師である蜀山人がこんな歌を残しています。
「乗せたから 先は粟津か ただの籠 比良石山に 走らせてみぃ」
この5/7/5/7/7からなる狂歌には、近江八景が全て読み込まれています。
「の(せた)(からさき)は(あわづ)(かただ)の籠 (ひら)(いしやま)に(はせ)らせて(みい)」
この狂歌は、当時有名な蜀山人が近江の国を訪ねたときに、近江八景を読み込んだら籠代をただにすると言われて読んだ歌だそう。
記憶の仕組みからいうと、別個で近江八景を覚えようとしたら、8チャンクの要領が必要なところを、この狂歌を用いることで、一つに短縮することができます。
圧倒的に覚える負担が減るわけです。
これが語呂あわせのメカニズムです。
興味を持って覚えられているのならそれに越したことはありません。
しかし、もしどうしても覚えられそうにないという方は、蜀山人の歌のように、語呂あわせを使うのも一つの手段だと思います。
記憶の仕組みに沿った、自分に向いている覚え方を開拓してください。