読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

京都府西京区阪急桂駅前の学習塾、シードゼミのブログです。Facebookで更新しているコラムを転載しております。

阪急桂駅徒歩1分!京都市西京区に根ざして15年。地域密着だからこそできる、ひとりひとりににあわせたきめ細やかな指導が自慢です!

SEEDゼミウェブページもあわせてよろしくお願いします!

速く解くな、ゆっくり解け!

2016/10/12

f:id:kurumi10021002:20161101100645j:image

僕はよく、とにかく速く問題を解こうとする子に、「速く解くな」とアドバイスします。
速く解くことを意識していたら、いつまで経っても実力は上がらないからです。
そもそも速く解くという行為は、今ある自分の能力における情報処理スピードを上げるための手段です。
今まで一問解くのに10分かかっていた問題を5分で解けるようになる。
これは厳密にいえば「慣れた」のであって、「実力がついた」のではありません。
仮に今目の前にレベル3という難易度の問題があったとして、同じレベル3の問題に関してはどんどん解くスピードがあがるかもしれません。
しかし、もしレベル4の問題が登場したらそうでしょう。
速く解くことで身につけられたのは、今の実力で解くことのできる問題に対する情報処理のスピードであって、根本的に今の実力以上のものを解くことができるようにはなりません。
速く解くというのは、すでに自分の実力が目標値に達している場合に有効な戦略なのです。

では、そもそも現在レベル3までの問題を解ける人がレベル4の問題を解けるだけの実力をつけるためにはどのようにしたらよいのでしょうか。
ここで最も有効な手段が、「遅く解く」練習を積み重ねることです。
ピアノでもそうですが、新しい、より難しい曲に挑戦するときは、まずゆっくりと一音一音確認しながら弾いていきます。
右手の音がとれたら次に左手を、そして両手を合わせてみて、それからゆっくりと速くしていきます。
勉強だってこれと同じです。
より難しい問題に挑戦するときはじっくりゆっくり深く考えて、少しずつ理解していく姿勢が大切です。
すでに弾ける曲をどれだけ速く弾けるようになっても、それはピアノの腕が上達したわけではないのと同じように、勉強も速く解けるようになることがそのまま実力と言うわけではありません。
というかそもそも速く解けることが目的でもないですよね?笑
周りよりも速く解けると気分がいいことは分かります。
でも、速く解ける子であればこそ、スピードなんて分野ではなく、もっと大きな枠で勝負ができるはず!
「速さ」にこだわり過ぎない勉強を意識するようにして下さい!

 

問いを読む

2016/10/11

勉強をするときに、僕はよく、「作り手の視点になれ」ということを言います。
それが出題者の設定した問題である以上、その問題を通して皆さんに問いたい「質問の意図」が必ず存在するからです。
それがどんなものであれ。作り手が何かを作るとき、そこには必ず意図があります。
例えばおなじみSoftbankさんの「=」のロゴ。
皆さんも一度は目にしたことのあるロゴかとは思いますが、当然これにだってはっきりとした意図があります。
Softbankのホームページを覗いてみると、坂本竜馬の率いた海援隊のロゴがモチーフになっており、自由な発想と大胆な行動力で日本を近代化に導いた坂本竜馬のようにありたいという孫さんの企業当時の志が込められているのだそう。
またこのロゴには、「イコール」や「アンサー」という意味も込められています。
さまざまな課題に対して「答え(アンサー)」を導き解決を提供するという企業姿勢、そして、コミュニケーションの双方向性などを表しているそうです。
このようにSoftbankのロゴに限らず、あらゆる物に意図があります。
当然試験の問題にもです。
出題者の意図を汲み取って問題に向かうのと、そうでないのとでは、効率がまるで違います。
全く知らない土地でいきなり目的地を探そうとするのと、Googleマップを開いて調べるくらい違います。
そしてなにより、出題者の意図を読むクセが付いていると正しい考え方の手順が身についてきます。
目に付いたところから手をつけるのではなく、上流から下流へと、流れに沿って問題文を解く。
こういった姿勢が自然と身に付くのです。
問題に取り組むときは。漠然と解こうとするのではなく、しっかりと問題の「意図」を考えてみて下さい!

Q.朝、起きられません

2016/10/10

「じゃあ土曜日の朝10時に来てよ」
テスト前に質問があるということで、ゆっくり時間の取れる土曜日の午前をで約束をしようとしていました。
するとこの生徒さんが「いやっ、午前中はちょっと…」と何やら気乗りしない様子。
理由を聞いてみると、朝起きられるか不安とのこと(笑)

一週間の疲れも溜まっていることと思うので、休日くらいゆっくりと寝ればいいと思いますが、さすがに「午前中いっぱい」は寝すぎです(笑)
夜12時に寝たとして、午前中いっぱい寝ていたら12時間睡眠。
さすがに少し寝すぎなのかなと思います。
僕は睡眠が何より大切だと思っているので、睡眠時間の確保を何よりも優先しています。
頭がボーッとしていて、パフォーマンスが下がることが嫌だからです。
僕にとってすっきり頭が冴える睡眠時間は7~8時間。
みなさんの「頭の冴える」睡眠時間は何時間ですか?
もしも自分にとっての頭が冴える睡眠時間が12時間というのなら、もちろんどんどん寝ていただいて構いません!
しかし、朝起きられないという人たちの表情を見てみると、お昼以降に勉強に来てもどこか眠たそう。。。
寝すぎて逆に頭がぼんやりしているのではないでしょうか?(笑)
朝(午前中)に起きられないという人が結構いますが、そういう人たちは往々にして「目が覚めない」というのと、「起きたくない」を混同しています。
「目が覚めない」というのは生理現象です。
生理現象が満たされなければその日のパフォーマンスに影響するのでしっかりと休養を取ったほうがいいと思います。
これに対して「起きたくない」というのは欲求のお話です。
とりあえず一回目は覚めたのだけれど、蒲団から出たくない、もう少し寝ていたい。
これらは体が求めているものではなく、自分の欲求に過ぎません。
欲求はある程度コントロールをしなければなりません。
目が覚めるところまでは生理現象でどうにもならないけれど、そこから先は「起きたくない」という自分の欲求レベルのお話で、明確に区別する必要があります。
いっぱい寝ているのにまだ眠いというのは、生理レベルでは完全に目が覚めているのに、欲求レベルでもっと寝ようとするため、無理矢理に身体が再び「睡眠」状態に入ってしまうからです。
自分にとって頭が冴える睡眠時間、つまり「生理的に」自分の体が求める睡眠時間を知っておけば、朝起きることはそこまで難しくはありません。
せっかくの休日の半分が何もしない時間で終わってしまうなんて、なんだかもったいないですし、なにより家族みんながとっくに活動しているのに、自分だけお昼近くに起きていくのは、食事の支度などをするお母さんにとっても迷惑がかかります。
休日でも朝から活動するのは、「慣れ」の問題です。
初めは辛いかもしれませんが、効率よく休日を過ごすためにも、是非朝から起きられるようになりましょう!

分からないのは誰のせい?

2016/10/08

大道芸人さんたちは、たくさんの常套句を持っています。
パフォーマンスの最後、お金を貰うときに集金箱を手に持って言う「ここまで僕は精一杯のパフォーマンスをしてきました。次は皆さまの番です。」という台詞や、「皆さまからの拍手を聞いて、喜んでいただけたのだということが十分に分かりました。次はその気持ちを『分かりやすい』形にして、僕の元に届けていただけたらと…」という台詞。
いろいろな言い回しがある中で、僕の印象に残っているのは「大道芸のパフォーマンスは、僕と皆さまで作り上げるものです。僕だけではできません。僕が一生懸命に芸をして、そしてそれにみなさんが派手なリアクションや驚きの声で答える。そうすると通りすがりの買い物客の皆さんが気になって足を止めるようなパフォーマンスになるのです。」なんて言葉があります。
「私とあなたで作り上げるもの」というのは、学校の授業にも言えることだなあと思います。

よく、「学校の授業が全然わからへん!」という人がいます。
僕はこの言葉を聞くと必ず「分かろうとどういう準備をしたの?」と聞き返すようにしています。
確かに学年が進むにつれ内容自体が難しくなり、実際に理解するのが難しいということもあります。
しかしその場合、当然自分の側で準備できることもたくさんあるはずです。
例えば英語であれば、知らない単語を辞書で全て調べておくことや、前回の授業内容を全部振り返って理解しておくことです。
或いは数学であれば、それまでに習った公式の中で今回の単元に必要そうなものを復習しておくというのも有効でしょう。
苦手な単元であれば、事前に教科書の例題を、説明を見ながら自分なりに一度解いておくといことだってできます。
そうした講じ得る対策、少し厳しい言い方をすれば理解できないのであれば準備しておかねばならない事をせずに学校の授業が分からないというのは、少し違うのではないかなと思うのです。
(もちろん僕たちの授業に関しては、どんどん「分からへん」といって下さって結構です!)

学校の授業が分かるというのは掛け算です。
いくら学校の先生が分かりやすい授業をしていても、仮に受ける皆さんの側が何の準備をせずにゼロの状態で授業に臨めば、そこから得られる理解はゼロのまま。
だって、ゼロに何を掛けてもゼロですから(笑)
もちろん一生懸命できる準備をしたその上で授業についていけないということもあるかもしれません。
その場合はどんどん僕たちに言ってください!
しかし、そうではなく自分の側でできる準備を何もしていないのであれば、まずはゼロをイチにすることから始めましょう。
たったそれだけでも、驚くくらいに授業の理解度が変わるはずです。
毎日の勉強の中で多くの比重を占めるのは学校の勉強です。
理解できないと投げ出さず、しっかりと「理解する」準備をするようにしましょう!

虫歯は痛み止めでは直りません!

2016/10/05

たとえば虫歯が原因で頭痛に悩まされているとして、どんなに頭痛の痛み止めを飲んだところで本質的な解決はできません。
虫歯による頭の痛みなら、虫歯を治療することが不可欠です。
勉強においても同じことが起こります。
ある科目の成績が伸び悩んでいたとして、必ずしも原因がその科目にあるとは限りません。

よくあるのは、数学や英語で伸び悩んでいる原因が国語力にあるというパターンです。
普段の授業では文法問題も語彙の問題もしっかりと取れているのに、或いは数学で言えば授業中にはやっている問題がしっかり理解で着ているのに、テストや模試になると途端に点数がとれなくなるという人にありがちです。
以下、こうした事象に心当たりがある人への処方箋です。
上に挙げたパターンに該当する人は、十中八九日頃の活字を読む量に点数の伸び悩みの根本原因があります。
テストや模試で点数を取る際に何より重要なことは、「問題文を読んで正確に出題者の意図を読むこと」で、最もやってはいけないことが「自分の思い込みで問題文を解釈する」ことなのです。
文章を読む習慣がついていないと、問題文の読み違いが多発します。
授業中にその症状が出ないのは、そこまでの注意を要さずとも手におえる問題が多いから。
また、平常心であるので、そういった思い込みが起きにくいということもあるでしょう。
テストや模試では、通常の授業よりもレベルの高い問題が出題されて、その場で一つでも多くの情報を集めなければならない場合が多くあります。
また、少なからず緊張をするため、通常よりも読み違いが多くなります。
そんなときに試験結果に大きな影響を与えるのが、「読解力」なのです。
読解力は鍛えられます。
しかしそれは、英単語や英文法を覚えたり、計算問題が解けるようになったりするのに比べてはるかに時間がかかる作業です。
だからこそ、そこに手をつけたがらない生徒さんが多いのも事実。
しかし、歯医者が嫌だから虫歯を治療せずに痛み止めを飲んでいるのと同じように、先延ばしにしていては絶対に克服できません。
うすうす「読解力が…」と気付いている人も多いはず。
時間はかかるかもしれないけれど、周りが敬遠しがちな分、身につけたら大きな武器になりえます。
まずは読書から!コツコツと読解力を鍛えましょう。

勉強はお金と同じ!?

2016/10/04

しなければ始まらないのは事実ですが、勉強は漠然としているだけではそうそう伸びません。
勉強には、掛ける時間と同時に、どのように時間をかけたらよいかというマインドセットが重要になってきます。
勉強の成果はやり方以上に、取り組む姿勢によって大きく左右されるのです。

中学生・高校生のころは、お金の使い方といえば、欲しい商品を買うくらいしかありませんが、大人になると他のお金の使い方が出てきます。
お金の使い方には大きく、投資と消費と浪費の3つがあるのです。
投資とは、将来そこにつぎ込んだ金額以上のリターンが自分の元に返ってくることを見込んで行うお金の使い方です。
株を買ったり、ビルを買ったりするのがこれにあたります。
身近なところで言えば、お金を払って資格試験の勉強をしたり将来のために本を読んだりするのもここに当たるでしょう。
お金の二つ目の使い方である「消費」とは、自分が払った金額と同等の価値が手元に残るお金の使い方です。
洗剤やシャンプー、トイレットペーパー、色事など、多くの毎日使うものの購入がここに該当します。
最後の浪費は、そこにつぎ込んだお金よりも手元に残る価値が少ないお金の使い方。
コンビ二でお腹がすいてお菓子を買ったり、ゲームに課金したりといった、しなくても生活で困らないお金の使い方がここに該当します。
「言われてみると殆どが浪費や!」なんて生徒さんはいませんか?(笑)

お金同様に時間にも、「投資」と「消費」と「浪費」の3種類の使い方があります。
投資的な時間の使い方とは、将来の目標のために今の時間を使うこと。
消費的な時間の使い方は、使った時間分の価値が帰ってくるようなもの。
浪費的な時間の使い方は、費やした時間の結果何も手元に残らないような時間の使い方です。
大切なことは、自分がある行動をするときに、それが「投資」であるのか「消費」であるのか、或いは「浪費」であるのかを意識しておくことです。
趣味に割く時間は消費で、家でゴロゴロしたりゲームやLINEをする時間は浪費でしょう。
では、勉強はどうでしょうか?
勉強は紛れもなく「投資」に分類されます。
しかしながら、消費的な勉強方法(直近の小テストに受かるためだけの後に残らない勉強)や浪費的な勉強方法(ダラダラと机に向かっているだけで身についていない勉強)になってしまう生徒さんが少なくありません。
せっかく貴重な自分の時間を使うのなら、浪費でも消費でもなく、しっかりと「投資」をして成果に繋げたいですよね。
投資的な勉強を行うためには、①遊びと勉強は時間の使い方からして全く違うものであるということを意識することと②毎日の勉強が長期的な目標の中でどういう位置づけであるのかということを理解しておくことが不可欠です。
そのための目標設定やスケジューリングなのです。
勉強の成果は、本当に心がけ一つで見違えるように変わってきます。
過程での学習や自習をするために塾に来た際は、このことを強く意識するようにしてみて下さい。

悪魔の証明

2016/10/03

皆さんにちょっとした問題です。
Q1.宇宙人がこの世にいるということを証明して下さい。
恐らくこんなことを言われたら、答えられないという人がほとんどなのではないでしょうか?
もう一つ質問です。
Q2.では、宇宙人がこの世にいないことを証明して下さい。
こちらの問題も、大抵の人は早々に無理だと結論づけるはず。
Q1もQ2も、できるわけないというかもしれません。
では、最後にもう一つだけ。
「宇宙人がいることを証明することか、宇宙人がいないことを証明しなさい」と言われたら、どちらが難しいですか?
これに関しては、宇宙人がいないことを証明する方がはるかに難しいということを、殆どの人が理解できると思います。
「〇〇がないことを証明しなさい」というのは、悪魔の証明といわれ、絶対にできないこととされています。
何かが無いことを証明するためには、他の全ての可能性を否定せねばならず、数学の証明や理科のさまざまな条件が設定された理想状態でもない限り不可能です。
宇宙人がいないことを証明するには、全世界、全宇宙を全て調べて、他のあらゆる生命体がいないことを証明しなければなりません。

さて、授業をしているとときどき、「勉強なんてする意味あるの?」という疑問を投げる生徒さんがいます。
もちろんやる意味は(いくつも)あるのですが、僕はあえて意地悪に、この質問に対して「悪魔の証明」で返すことがあります。
「『やる意味あるの?』って聞いたけど、それならやらなくていい意味はあるの?」という形です。
こういうと、「だって将来役にたたないやん!」と返されることがありますが、それならば「絶対に役に立たないということを証明」しなければなりません。
もちろん勉強に意味はあります(それこそ生涯賃金という一側面だけをとっても、学力と賃金には明確な正の相関があることが証明されています。)。
しかし、それ以前に「やる意味がない」は「やらなくていい」の根拠にはならないのです。
もしこれが成立するとしたら、ゲームだって「やる意味がない」ので「やらなくていい」ということになります。
「でもゲームは楽しいもん」というのは、「感情」であって、「意味」ではないですよね?
勉強の意味なんて自分で気付かない限り、いくら周りに言われても実感なんてもてないと思います。
僕もそうでした。
だから「勉強のする意味」に自分で気がつくまでは「勉強する意味がない」=「勉強しなくてもいい」ではないよねという理解でいいのではないでしょうか?
振り返ったときに後悔のないよう、今は勉強してください。