教えて、シード君!

京都府西京区阪急桂駅前の学習塾、シードゼミのブログです。毎日の勉強を少しだけラクにTipsを紹介します!

阪急桂駅徒歩1分!京都市西京区に根ざして15年。地域密着だからこそできる、ひとりひとりににあわせたきめ細やかな指導が自慢です!

SEEDゼミウェブページもあわせてよろしくお願いします!

字の汚さは○○で克服できる!?

「うちの子はとにかく字が汚くて…」
先日、あるお母さんとお話をしていたら、こんな話題になりました。
同じような悩みを抱えている方は、少なくないのではないでしょうか?
実際に僕たちがテストの採点や提出課題の添削をしているとき、思わず「!?」となってしまう字を見かけることがあります。
もちろん必要以上に丁寧な字を書く必要はありませんが(かく言う僕も、字の汚さには定評があり…)、やっぱり相手に読んでもらうことを意識した字の丁寧さは必要です。
とはいえ、いくら口で「丁寧に書こう!」言っても、子供たちはなかなか直してくれません。
(先述のお母さんとのやり取りも、こうした文脈から出てきた内容でした。)
字の汚さをはじめ、本人の心がけに大きく左右される習慣に関しては、ご家庭でもよく悩まれることと思います。
そこで今回は僕が授業で実践している、「字の汚さの直し方」を紹介します。
ぜひご家庭で実践して見て下さい!

「もっと字を丁寧に書こう!」
こういった声かけをすると、たしかに言ったばかりのときは、みんな丁寧に書こうと意識してくれますが、どうしても少しずつ、速さの方に意識が行き、気がつくと元の雑さに戻ってしまいがちです。
これまでに染み付いてきた習慣は、一朝一夕では抜けないようです。
こういった生徒さんに対して、僕は方眼ノートの利用を勧めています。
大学ノートを始め、横線だけのノートの場合、記述の際の自由度が高くなります。
(極端に幅をとったり、逆に一行に字をぎゅうぎゅう詰めにしたり…)
これはあくまで僕の経験則ですが、こういったノートの場合、字の汚い生徒さんほど一行ごとの文字数が安定していません。
毎回文字の大きさや書き出しの位置が変わってしまい、字が安定しない。
これが、文字の汚さの要因の一つです。
方眼ノートの場合、物理的に一行あたりの文字数が決まってしまいます。
それによって文字の大きさも徐々に安定する。
数ヶ月も一行あたりの文字量と一定の文字の大きさを意識した記述を続けていると、自然と文字の大きさや文字量が安定してきます。
文字の汚さはノートのデザインの力を借りて直す。
これが僕のお勧めする解決方法です。

もちろん、それでも「枠からはみ出ないことを意識しよう」といった声かけは必要な場合があります。
それでも、何もない状態で繰り返し言うよりもずっと負担は減るはずです。
習慣を直すのに効果的な手段は、意識ではなく、新たな習慣による「上書き」です。
「デザイン」の利用は新たな習慣を作り出すのに非常に相性がよい方法です。
もしお子さんの字の汚さが気になっているという方がいらっしゃいましたら、お試し下さい!


シードゼミの小学部授業では、単に科目の知識を教えるだけではなく、学習の仕方からしっかりと身につけられるよう指導します!
(体験授業の申し込み、資料請求はこちらから)

http://www.seed-semi.com/

 

f:id:kurumi10021002:20190906222440g:plain

 

No.431【何から始めたらいいか分からない人の第一歩の踏み出し方】

春休みになって、来年度受験生になる高校生の生徒さんから、勉強の相談を受けます。
話しを聞いている限りだと、みなさん漠然とした不安を抱いている印象。
現状で考えてる勉強内容を聞いていると、「あれもらなきゃ!これもやらなきゃ!」と焦ってしまい、今すべきことが曖昧になっている人が少なくありません。
僕はこういう生徒さんに対して、やるべきことをnowとif/コントローラブルとアンコントローラブルで4つに分類することをオススメしています。
どれも僕が勝手に定義づけて用いている言葉なので、それぞれの意味を説明していきます。
まずnowとifについて。
nowとifはそれぞれ、現在の状態と、自分が目指したい状態を指しています。
nowは「勉強を始めたいけれど部活動が忙しくて中々始められない」とか、「勉強をしようとしているのだけれどついついサボってしまう」「宿題が多くて終わらない」みたいな現在の状態を表します。
あるいは「国語の偏差値が50前後で伸び悩んでいる」みたいな数値的な情報もここに含めてください。
一方でifの方は「こんな勉強をしなければいけないなあ」とか「こんな勉強も始めたいなあ」と思っているような、あるべき理想の状態のことです。
数値的な目標もここに含めていいでしょう。
受験勉強に漠然とした不安を抱えている人の多くが、上に挙げたような現状直面している課題とあるべき理想の状態を混同して悩んでいるがゆえに何から始めたらよいのか分からなくなっています。
そのため、まずは悩みをこの2つで分けることが重要です。

上の要領で自分の悩みをnowとifに分けることができたら、さらに今やるべきことを明らかにしていきます。
その時に役に立つのがコントローラブルとアンコントローラブルの区分けです。
コントローラブルとは、自分の働きかけでどうにでもなる内容のこと。
たとえば、「家だとテレビ等に気が散って勉強ができない」みたいな悩みは塾や学校の自習室などを活用すれば解決できるのでコントローラブルな悩みです。
逆に、「毎週の学校の週末課題が多すぎる」みたいなものは自分で分量を変えることができないのでアンコントローラブル。
アンコントローラブルな悩みに関しては、いくら悩んだところでしかたがありません。
まずはコントローラブルな部分を解決した上で、できた余裕(や、ついた実力)でアンコントローラブルな内容に対応できる余裕を作っていくことが重要なのです。
コントローラブルとアンコントローラブルを分けた上で、まずはコントローラブルな部分だけに注目する。
さらに、nowとifの部分に関しては前者の方が行動に起こしやすいので、悩みを①nowかつコントローラブル、②nowかつアンコントローラブル、③ifかつコントローラブル、④ifかつアンコントローラブル分けた場合、①→③→②→④の順番に行動に起こしていくというのが最も効率的な手順となるわけです。
(というか、はじめの一歩を踏み出す場合に関しては、他のことは一旦無視して①に該当する部分だけをすぐに始めるのが効果的です。)

「何をやったらいいのだろう?」と頭の中であれこれ考えていても、悩みのるつぼに陥ってしまうだけで、なかなか行動に起こせません。
かといって、「とにかくまず動け!」という精神論や根性論では成績は伸びませんし、そもそも長続きしない。
大学入試の勉強は長期勝負です。
悩みを分類して具体的に起こす行動を決める。
このひと手間が、この時期に始める受験勉強のスタートには非常に重要なのです。

f:id:kurumi10021002:20190326172630j:plain

 

No.430【確実に結果を出すために必要な「数値化」と「数値化の仕方」の話】

テストが近づいたり、受験学年になったりすると、「目標を立てよう」「目標が大事だ」なんて話をよく聞きます。
こうした言葉を聞いて、「そんなんいらない」なんて思う人は恐らく皆無でしょう。
誰もが目標設定の大切さや計画を立てることの強さは知っているように思います。
こうした計画の大切さは誰もが知っている一方で、「具体的にどうやって目標設定をすればいいか?」という質問に答えられる人はあまり多くないのではないでしょうか?
漠然と使われがちな「目標設定」や「計画」といった言葉。
今回は、それらの具体的なたてかたについて僕のオススメの方法を紹介します。

ビジネスの現場では、計画を立てる際に、最終目標とそれを達成するための具体的な行動目標が非常に重視されます。
自分は何を達成したいのか、そして、それを達成するためにはどういった行動をすれば良いのか。
この2点を明らかにしていきます。
ここで非常に重要なことがあります。
それは行動目標を必ず「数値」で設定するということです。
行動目標は、「頑張る」とか「毎日できるだけ努力する」といった、抽象的なものではいけません。
またたとえ数値で表したとしても、「毎日20個の単語を覚える」といった、どれだけ達成できたかを測ることができない努力目標のようなものでもいけません。
「何度受けてもいいので(ココ重要です!)○日までに単語テストで△△番までを80%以上とる。」というように、明確に数値で表される内容で達成目標を設定しておくことが重要なのです。

と、目標設定の仕方を書いてみましたが、いきなりこんなことを言われてもわかりませんよね?笑
これは、すでに学習習慣が身についた「上級者向け」のやり方です。
今から勉強を始めようという人には少しタイヘン…
ということで、これから勉強を始める「初心者向け」の目標設定の仕方を作ってみました。
まずはこちらから初めて見て下さい。

「いきなり具体的な数値目標なんて…」
そんな風に思う人は、まずは課題量を、どんな勉強をしたらいいのか分からないという人は、まずは勉強時間を目標設定の数値にしてみましょう。
課題量とは特定の期日までに何問解くか(そのためには一日あたり何問向き合わなければならない)という数値を決めるやり方。
宿題をこなす習慣はついていたり、コツコツ勉強できる性格の人にオススメの目標値の設定方法です。
問題数やページ数で毎日の達成目標を決めておくと、日々の勉強の中で効率化や工夫をしようという意識が芽生え始め、それを続けると生産性の向上が見込めます。
「ある程度勉強は苦ではないけれど、自分で達成目標を立てると言うのは…」という人に必要なことは、生産性を上げることと自分の能力値を客観的に知ることです。
その際に有効な手段が課題量による数値化なのです。

「そもそも勉強習慣なんて…」
こんな風に思った人には「勉強時間」による数値化が有効です。
ある程度まで行くと、生産性といった工夫が必要ですが、入り口の部分で重要になってくるのは「いかに早く勉強を習慣化できるか?」という部分です。
ある瞬間は非常にやる気になったとしても、習慣化していない限り、それを続けることは不可能です。
逆に習慣化さえしてしまえば、ある程度しんどいと思うときでも机に向かえば勉強のスイッチが入るというようにすることもできます。
こうした習慣をつけるためには、時間を規準にした「数値目標」が非常に有効なのです。

ひと言で「計画が大事」「目標が大事」といっても、上記に書いたように、その人によって有効な設定方法はことなります。
(ただし、いずれの場合でも「数値」で目標を立てるということは非常に重要なので、そこだけは曖昧にならないようにしましょう。)
もし、しっかりと計画を立てた勉強をしたいなあと思う人がいましたら、このような方法で計画を立てて見て下さい。
もちろん「数値化」が上手く行かないというように思う人がいたら、いつでも相談に来てください!

f:id:kurumi10021002:20190305224124j:image

学年末テストの良問を解説してみました!

学年末テスト皆さん結果はいかがだったでしょうか?しかし、桂中学の理科の学年末テストは本当によく練られた問題でしたね。本日テストの復習課題に関して、生徒さんからいくつか質問をいただいたので、その中でも学校の先生が最も難しいとしておられる最後の問題の解説をしてみたいと思います。
(「間違え直し」としてレポート課題を課されている生徒さんに少しでもお役に立てればと思います。)

(1)は「乾球19℃湿球11℃(差が8℃)」より湿度表から「湿度30%」と読み取ります。この部屋の気温は乾球と同じ19℃なので、飽和水蒸気量は飽和水蒸気量の表から16.3gと読み取り、16.3gの30%、つまり16.3×0.3=4.89gが含まれる水蒸気量となります。但しこれは1m3の空気中のお話なので、この部屋の広さは20 m3ですから4.89×20=97.8gとなります。

(2)について含まれる水蒸気量は変化しませんので、1時間後、2時間後、3時間後と湿度が下がっていることから考えると飽和水蒸気量は増えていくことになります。これは公式を考えるとすぐに分かりますので、是非考えてみて下さい。一般的に飽和水蒸気量が増えると気温が上がっていきますので正解は「上がっている」となります。

(3)については3時間後は表より湿度は20%となっています。先ほどと同様含まれる水蒸気量は変化しませんので(1)で求めた4.89gが全体の20%にあたるので4.89÷0.2=24.45gこれがこの部屋の飽和水蒸気量になります。

最後の(4)ですが、これに結構苦労した生徒さんおられるのではないでしょうか。5時間後は表より湿度は18%となっています。(3)と同様、くどいようですが、含まれる水蒸気量は変化しないので、(1)より4.89gです。これが全体の18%にあたるので、4.89÷0.18=27.166…。割り切れないので分数にしておくと、163/6gとなります。これが飽和水蒸気量ですね。さてこの後加湿器を使って湿度を上げていくわけですが、60%にしたとなっていますので、含まれる水蒸気量は163/6×0.6=16.3gとなります。初め含まれている水蒸気量が4.89gで含まれる水蒸気量が16.3gまで増えたわけですね。そうすると加湿器によって16.3-4.89=11.41g増えたことになります。あとはこの部屋の広さを考えて11.41×20=228.2gが答えとなります。

ざっと解答のあらすじをまとめてみました。
日常生活の中で起きる現象を科学的に考えてみようという非常に面白い問題だと思いました。
確かに難しい問題ですが、丁寧に解いたら必ず力になる問題だと思います。
みなさんぜひ挑戦してみて下さい!

この問題の細かな解説はもちろん、他の問題のもっと詳しい解説を聞きたい人はシードゼミまで!

No.429【寝不足は「よく寝る」だけでは解決しません!】

2019/01/21

【睡眠不足は「システム思考」で解決!】

少し前、授業中に明らかに疲れが顔に出ている生徒さんがいました。
授業中は頑張って勉強してくれるものの、明らかに普段よりもケアレスミスが多い。
しばらくそんな状態が続いていたので、授業終わりに理由を聞いてみることにしました。
すると部活が忙しいのと課題(学校も塾も)が増えて睡眠時間が犠牲になっているということでした。
その子は「今日は良く寝るようにします」と言って帰ったのですが、しばらくしても、やはり大きな改善は見られませんでした。

問題解決の方法論の一つに、「システム思考」という考え方があります。
目の前の「課題」を、個別の内容と捉えるのではなく、様々な要因の中で起こるものとして原因の特定、解決策の模索をしようとする考え方です。
たとえばシステム思考では、「渋滞を解決」するためにその問題に直接効きそうな「道路の拡張工事」という選択肢を取るのではなく、渋滞が生じる仕組みを書き出して、渋滞を発生させる仕組み自体を解決させようというアプローチを取ります。
(因みに道路を拡張すると、一時的に渋滞が改善されても、多くの場合で、やがて渋滞が発生するようになるのだそう…)

システム思考の観点から先の生徒さんの「睡眠時間」について考えると、以下のようなループが考えられます。
「作業量の増加」→「睡眠時間の減少」→「作業効率の低下」→「作業量の増加」→…
本人の話を聞く限り、睡眠時間の減少のきっかけは作業量の増加にありました。
急にそれまでの量よりもやらねばならぬことが増えたために、睡眠時間を削り、その結果作業効率が落ち、やるべきことが増えるというループに陥っていたのです。
このようなループができあがっている状態では、いくら「今日はたくさん寝る!」という対策を打ってもあまり効果がありません。
そもそもやらねばならない作業量が自分のキャパシティを超過しているため、しばらくすればまた睡眠時間を削るという選択に行き着いてしまうからです。
この問題を解決するには、根本原因になっている「作業量の超過」に対して何かしらのアプローチする必要があります。
そこで、その生徒さんと現状の時間の配分や、やらなければならないことにかけられる目標時間等を整理することにしました。
先ほど挙げた負のループが改善され、やがて眠たそうな表情もすっかり無くなりました。

睡眠時間を削ってでも直近の課題を解決しようとすることが、さらなる問題を発生させるというように、目の前の問題いっぱいいっぱいになって、結果として長期的には悪手となる方法を選んでしまうということは少なくありません。
受験勉強をしていて、直近の模試の点数が上がらないことが不安で計画を曲げて「模試の対策」をしてしまうというのはこの典型です。
ある問題に対して講じた対策が結果として負のループを作り出しているのでは元も子もありません。
勉強習慣を改善したい場合、根本原因を特定し、問題を取り除くことが重要なのです。
上に書いた生徒さんのように、「睡眠不足」で悩んでいる方はいませんか?
もしいたら、「システム思考」で睡眠不足に向き合ってみて下さい!

 

f:id:kurumi10021002:20190122091056j:image

No.428【過去問演習は「今」やること?】

例えば丸腰で合戦に出向いて「いつも勝てないからどうしよう?」と悩んでいる戦国武将がいたとして、皆さんならどういうアドバイスをするでしょうか?
僕なら迷わずこう言います。
「まず鎧着と剣と弓を買え」と(笑)
のっけから「何をバカなことを…」と思われたかもしれませんが、これは僕がよく、過去問演習に全時間をかけている生徒さんをいさめるために用いるたとえ話です。
毎日ひたすらに過去問演習をして「成績が全く伸びひん!」と焦っているのは、僕たちからすれば裸一貫で敵に挑んで、勝てないと嘆いている武将と同じように見えます。
そもそも過去問演習には「学力を伸ばす要素」はないのです。

過去問演習に効果があるのは、①出題傾向に馴れること②時間配分のリスクを減らすという2つの観点からです。
問題を解いたから実力が伸びるのではなく、すでにある知識が整理整頓された分だけ、点数が上がるのです。
仮に100単位という実力を持っている人が初めてある大学の問題を解いたとして、実力のうち点数に繁栄されるのは60~70%といったところでしょう。
これが、問題演習を重ねて傾向に慣れることで、本来の実力の80%や90%が発揮できるようになる。
これが過去問演習の効果です。
一方で、もともとの実力が40くらいの人だった場合、仮に100%の実力が発揮されたとしても、40単位分の得点にしかなりません。
この場合、たとえどれだけ過去問演習をしたところで40以上の実力にはなりません。
そもそも実力が十分に備わっていない場合、過去問演習をしたところで無意味なのです。

「そうはいったって入試が迫っているから…」
こんな風に思う人がいるかもしれません(むしろこれが当然でしょう)が、上に示した通り、実力が備わっていない状態でいくら演習をしたところで、その先に合格はありません。
だったら、一層直前まで知識定着を目指し、前日・前々日くらいに2回ほど過去問を解くのに留めた方が合格の可能性は高まるでしょう。

この時期になんて冷たい言い草なんだと思う生徒さんもいらっしゃるかもしれませんが、「この時期だからこそ」、あえて突き放したような言い方をしています。
受験直前期で一番の敵は「焦り」です。
焦りや、不安には、現状を好転する要素は一つも含まれません。
公募推薦入試まで、限られた時間しか残されていないこの時期だからこそ、残った時間を最大限活用できる方法を模索するべきなのです。
周りが焦っているからこそ、冷静な判断ができることが大きな武器になります。
不安に駆られて「気持ち的にはそうしたいけど間違えた勉強」に流されるのではなく、「直感的には不安だけれど確実に点数が上がる可能性のある勉強」を選択するようにして下さい。

No.427【単語帳は3段階で活用しよう!】

みなさん、単語帳って使いこなせていますか?
僕はよく受験生の生徒さんに「単語帳は使うんじゃなく、使いこなせ!」というお話しをします。
しばしば「単語が覚えられへん」とか「この単語帳はよくない」みたいな話しを耳にするのですが、そもそも皆さんは単語帳をどれだけ「使いこなせて」いるのでしょうか。
僕は単語帳には定着度合いによって①知る、②覚える、③調べる、の3つの機能があると考えています。
そして、自分のフェーズに合わせてこれらの機能を使い分けることが重要なのです。

僕が①知る、②覚える、③調べる、といっているのは以下の通りです。
まず①の知る機能とは、単語を覚えようとし始めたばかりの人に有効な使い方です。
どの単語帳でも構いませんが、基本的にほとんどの単語帳もこれまでの入試問題を入念に分析して、それに基づいて掲載する単語が選ばれています。
そこに載っているのは、これから皆さんが挑む敵の詳細なデータとも言えるでしょう。
単語帳の最初の使い方は、まず、ざっと全体に目を通して、「どういった単語を覚えなければならないのか」を知ることです。
仮にほとんどがうろ覚えであったとしても、「見たことがある」という記憶が残る状態にしておけば、長文でその単語が出てきたときに、覚えられる可能性が格段に高まります。
これが一つ目の「知る」機能。

2つ目の「覚える」機能に関しては、細かく説明する必要はないでしょう。
いわゆる普通の単語帳の使い方です。
細かくまとめると長くなるので、ここは割愛します(笑)

そして最後が「調べる」機能です。
僕が現時点である程度単語帳に載っている単語を覚えられている生徒さんにオススメしているのがこの使い方。
いくら単語帳を完璧に覚えたとしても、長文に出てくる単語が全部分かるなんてことはありません。
どんなに頑張っても、絶対に単語帳に載っていない単語が出てきます。
そんなときに大切になるのが、知らない単語が出てきたときに、覚えるべき単語であるのか、類推できればいい単語なのかを判別する能力です。
これを身につけるために役に立つのが、単語帳を辞書として活用することです。
知らない単語・自信のない単語を見つけたら、辞書の代わりに単語帳を引いてみてください。
(そもそも語彙数が足りていない人は様々な語を知るという意味で辞書を引きましょう!)
もし単語帳に載っていない語であるならば、それは「類推すべき語」です。
反対に載っている単語であれば、忘れてしまっている語なので、改めて確認するようにできます。
こんな風にして類推力を高めるために使うのが③調べる機能としての単語帳の使い方です。

もちろん単語帳の相性がないわけではありませんが、それ以上に「いかに使いこなすか?」が重要です。
上に挙げた①~③の機能を意識して、まずは現在の単語帳を最大限使いこなすことを心がけてみてください。

f:id:kurumi10021002:20181027001650j:plain