ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

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No.318【情報処理型の「テスト脳」から情報編集型の「まなび脳」に切り替えよう!】

2017/05/30

今日で高校も合わせて殆どの学校で定期テストが終わりました。
みなさん、お疲れ様です。
ここのところずっと知識を詰め込む勉強が多かったことと思いますので、少し息抜きも兼ねて一つクイズを出したいと思います。
よかったら頭の体操をしてみて下さい。
Q1.1分間で「りんご」から連想するものを、できるだけ多く書き出してください。
いかがでしたでしょうか?
おそらく、「甘い」「シャリシャリ」「赤」「緑」「光沢」「果物」「蜜」あたりは思いついたのではないでしょうか?
あるいは「リンゴ飴」「リンゴジャム」「アップルパイ」などなど。
他にもリンゴの品種名で「王林」や「ゴールデンデリィシャス」「紅玉」「ふじ」なんていうのを思いついた人がいるかもしれません。
さて、いまここに挙げた物で14個。
この辺りでもう思いつかないという人は、情報処理力に特化した「テスト脳」に凝り固まってしまっている可能性があります(笑)
元杉並区立和田中学校の校長先生で、現在は奈良市立一条高校の校長先生をされている藤原和博さん(テレビにも度々出演する、さだまさしさんに似ている先生です)は、頭の働きを情報処理力と情報編集力という二つに分け、これからは後者が重要だという話を講演解等で頻繁に語っています。
情報処理力とはパズルのように正解のあるものをいかに速く、的確に解くかという力のことで、情報編集力とは答えの無い課題に対していろいろな方向から考える力のこと。
定期テストのようなアウトプットの場では情報処理力が大きな力を発揮しますが、日頃の授業で新しいことを学ぶ際には情報編集力が重要になってきます。
皆さんはテストが終わって情報処理力が中心の「テスト脳」から、情報編集力中心の「まなび脳」に切り替えがでいていますか?
この切り替えが出来ていないと、頑張ってなんでもかんでも「唯一の正解」を丸暗記しようという姿勢になり、あっという間にキャパオーバーになってしまいます。
テストが終わって、大切なことは「テスト脳」から「まなび脳」に切り替えることなのです。
冒頭で書いた「りんごから連想するものを挙げる」という問題について、「テスト脳」から「まなび脳」へ戻すために、直接的な「りんご」から離れて連想してみましょう。
誰が聞いても「正しい」答えではなく、「えっ、そんなのもいいの?」なんて思えるものが出せるようになれば、大分「テスト脳」を脱却できるはずです。
たとえば…
青森/山梨(リンゴの産地)
梨(形が同じ)
アップル社(ロゴがリンゴ)
スティーブジョブズ(アップル社元CEO)
PPAP(ピコ太郎のネタ)
白雪姫(毒リンゴ)
アダムとイヴ(禁断の果実)
リューク(デスノートの死神の好物)
ドクQ(ONE PIECEでリンゴの爆弾を配るキャラ)
ビックリアップル(トリコの中に登場した食材)
ベルモット(名探偵コナンの敵の名前。FBIの中での呼び名が「腐ったリンゴ」)
ニュートン万有引力(リンゴが落ちたことをきっかけに発見したというエピソード)
ゴリラ(しりとり繋がりでリンゴ、ゴリラ、ラッパetc...)
金庫(RINGOの母音と共通)
論議(RINGOの子音と共通)
椎名林檎(日本のミュージシャン)
リンゴ・スタービートルズのメンバー)
りんごのうた(椎名林檎さんの楽曲)
雲は白リンゴは赤(aikoさんの楽曲)
リンゴ追分(美空ひばりさんの楽曲)
午後の紅茶(アップルティー)/Qoo(リンゴ味)/朝食りんごヨーグルト/ガリガリ君
リンゴ病(ほっぺたが赤くなる病気)
うさぎ(お弁当にあるうさぎ型に切ったりんご)
クルマ買い取りアップル
僕はこんなものを思いつきました(大半が屁理屈って思われるかもしれませんが…)。
正解を求める「テスト脳」から、好奇心が溢れ出る「まなび脳」に切り替えて、能動的な勉強をしましょう。
他にも「そんなものがあるのか!」というものがあったら教えてください!(笑)

No.317【テスト結果、点数以外にどこを見ればいいの?】

2017/05/27
今週で殆どの中学校の定期テストが終わりました。
まずは何よりもみなさん、お疲れ様です!今週末はしっかり休日を楽しんでください(ただし、6月の頭には模試がありますのでそのことは忘れないで下さいね!)
さて、早い学校では今週末から、遅い学校でも来週にはテストが返却されることと思います。
みなさんはテストが返却されたとき、どのような場所に注目していますか?
おそらく最初に気になるのが素点でしょう。
もちろん僕たちも皆さんの頑張りが、どの程度結果に反映されているかが楽しみなので、テストの素点は気になります。
しかし、それと同時に僕たちはテスト結果をもとに現状分析と次回のテストに向けた課題設定のために、他にもいろいろな部分に着目して、皆さんのテスト結果を見せてもらっています。
僕たちが見ている内容の中には、皆さんが自分で振り返る際にも役立つものが多く存在するので、今回はそのうちのいくつかを紹介します。
①平均点と比べて、結果はどうだったのか
素点自体が良いに越したことはありませんが、テストの難易度は範囲や作成者によって異なります。
だから、同じ80点という結果であっても、平均点が75点の場合と平均点が50点の場合では、その意味合いは全く違いますよね。
どれくらいの点数をとれていたのかということ同時に平均点からどのくらいの位置にいるのかを見ることで、問題の難易度に対してどれくらいの理解度であるかを測ることができるのです。
②前回・前々回のテストと比較してどうだったか?
平均点と比べるのと同時に僕が行っているのがこの、前回・前々回のテストとあわせた3回分のテストの平均点と比較して点数がどう変化したかという指標です。
これを緩やかに増加させていくという目標を立てると、モチベーションの維持に役立ちます。
(やっぱり右肩上がりであるという「事実」)は気分がいいものですよね)
ここでのポイントは「3回分」で比較するということです。
1回だけのテスト結果で比較すると、それが異常値(=偶然よかったor悪かった)という可能性が出てきます。
だから、3回分の平均点と比較してみることが重要なのです。
③目標設定に対してどうだったか?
僕が担当している生徒さんには、テスト前に必ず「何点を狙っているのか?」を尋ねるようにしています。
そして、どのくらい宣言した点数に近づけるかを見ます。
目標を立てて、それに近い点数を取ってくることができるというのは、自分の実力を正確に把握できているという証拠になります。
だから、目標として設定した点数より低すぎるのも、高すぎるのもあまりよくありません。
70点と定めたのなら、いかにその前後に近づけることができるか。
これで自分の実力がどれくらい正確に把握できているかを確かめられます。
④得点歩留まり率はどうだったか?
僕は子どもたちに、同じ点数であっても良い点数の取り方と悪い点数の取り方があるといっています。
それ測るのが、得点歩留まり率です。
得点歩留まり率の詳しい説明は以前書いたこちらのコラム(http://seed-semi.hatenadiary.jp/entry/2017/05/26/220751)を読んでいただけたらと思うのですが、簡単に説明すると、得点歩留まり率とは、解きなおしても無理だった問題を引いた点数で、今回の得点を割った数値です。
この値が1に近いほど不注意によるミスが少なく、本来の実力が発揮できていたことになります。
反対に、この数値が小さいということは、本来の実力が発揮できていないということ。
言うまでもなく、本来の実力に近いパフォーマンスが出せればそれだけで点数は上がります。
速く解くことを目標にしてしまいがちな人にとって有効な指標です。
他にもいろいろな見方がありますが、ここでは家庭ですぐに使える考え方をいくつか紹介してみました。
みなさん、テストが返却されたら、お父さん、お母さんと一緒にこの辺の数値も参考にしてテストを振り返ってみてはどうですか?

No.316【スポーツに体力/筋力/瞬発力が必要なように、勉強も3つの要素が大切です!】

2017/05/26
勉強とスポーツを比較すると、(完全にスポーツとは無縁の僕の偏見ですが)一見すると精神論に寄っていそうなスポーツの方が、案外体系だっているなと思うことがあります。
例えば体力テスト。
体力テストの科目で測られる力は、大きく①体力、②瞬発力、③筋力に分けられます。
そして、これらの総合力でその子の身体能力が測定される。
勉強にもこのような要素が存在しているのではないかというのが僕の持論。
勉強における3つの重要な要素をスポーツの3つの要素になぞらえて、僕はそれらを①知識、②知恵、③知層と呼んでいます。
知識とは文字通り、それぞれの科目で習う内容のこと。
英単語や構文、数学の公式に歴史上の出来事など、頭の中に入れておかなければどうにもならないものが、どの程度定着しているかが重要になってきます。
2つ目の知恵とは、問題を見たときに頭を使って考える能力のことです。
どれだけ知識がたくさん頭に定着していても、問題が何を問うているのか、どういう知識の組み合わせが求められているのかといった部分が分からなければ問題は解けません。
そういった問題を前にしたときに自分のアタマで考えようとする力が「知恵」です。
読解力や論理的思考力、空間認識能力などもここに該当します。
「知識」と「知恵」に対して、3つ目の「知層」というのは少し説明がいるかもしれません。
「知層」とは僕の造語で、勉強に限らず、今までに積み重ねてきた多くの体験によって培った自分だけの経験の集合体を指します。
例えば小さいころにお父さんと行った工作で釘を打った経験からテコの原理が感覚的に分かったり、お母さんと買い物に行ったときにみた大特価の生鮮品を見て、割合の考え方をなんとなく知っていたりといったものがここに該当します。
今までに自分が体験したあらゆる知的好奇心が層のように積みあがったもの。
これが僕の考える勉強に重要な3つ目の知力である「知層」です。
スポーツに①体力、②瞬発力、③筋力のどの要素も欠けてはいけないのと同じように、勉強においても①知識、②知恵、③知層のバランスが重要です。
しかしながらスポーツの場合はこれら3つを意識したトレーニングがなされるのに対して、勉強はあまりに①の知識にかたよってしまいがち。
表面的には〇×で結果が表れるから、「知識」をとにかくつめなければと思ってしまうわけです。
受験指導をしている身として感じるのは、やはり高得点を取る生徒さんは「知識」以上に「知恵」と「知層」の訓練がしっかりできているなあということです。
とくに「知層」がしっかりしている人は、学力が安定しているし、必ず結果を出してきます。
「知恵」や「知層」はこころがけ次第で勉強以外のところでも十分に鍛えられる能力です(むしろ勉強以外の自分の好きな分野のほうが吸収率はいいかもしれません)。
ひたすらにテキストを開いて丸暗記という形で、「知識」いくら磨いても、結果となって表れるのはその努力の3分の1。
スポーツだって筋力だけをひたすら磨いても役に立つのはボディビルダーくらいで、殆どのスポーツではバランスが必要です。
勉強も「知識」と同時に「知恵」と「知層」をバランスよく磨いていく。
こうした意識が重要なのです。

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 No.315 成績が伸びる人と伸び悩む人の「考え方」を比較する

2017/05/25

受験勉強をしている姿をみていると、この子は明らかに志望校に合格するだろうなと思わせてくれる人がいます。
反対に、見た瞬間にこの子は相当努力しないといけないだろうなあと思う人も。
こうした違いは、「学力」から感じるものではありません。
現状全く点数が取れていなかったとしても、「この子は上手くいく」と確信を持っていえる人はいくらでもいます。
僕がこの子は大丈夫/ちょっと不安というのを感じるのは、その子のマインドセット、というか考え方を見たときです。
下に特定のシチュエーションと、それに対する「この子は大丈夫」と思わせてくれる子と「ちょっと不安カモ…」と思ってしまう子の解答をまとめてみたので、自分はどっちのタイプに当てはまるか考えてみてください。
Q1.起きようと努力しているのにどうしても朝起きられない
A.何とか起きようと目覚まし時計を何個もセットする
B.そもそも睡眠時間を増やしてみる/生活習慣を改善する
Q2.頑張っているのに課題が全然間に合わない
A.勉強時間が足りないのだと思い、どこか別のところから時間を捻出しようとする
B.身の丈にあっていない計画であると考え、時間内でできる勉強にリスケジュールする
Q3.テスト前日、試験範囲が広すぎて勉強が間に合わない
A.やっていないところが出たらという不安から一問でも多くの問題に触れようとする
B.時間がないのは明らかだから、単元を絞って特定分野を完璧にする
Q4.授業の合間の休憩時間。あなたはどうやって過ごす?
A.せっかくの息抜きの時間だから友達と話す
B.せっかくの息抜きの時間だからゆっくり休むor趣味に没頭してストレス解消
Q5.今日はなんだかやる気がでない。。。
A.ここで頑張るのが大事!栄養ドリンクやフリスクを片手に頑張ろう
B.集中力を欠いた努力は無駄。今日は休んで明日から取り戻そう。
いかがでしょうか。みなさんはAの考え方とBの考え方のどちらに近いですか?
質問をみている段階でもうお気づきかもしれませんが、僕がこの子は大丈夫と思うのはBの考え方ができる子たちです。
僕は勉強(に限らず何か)で結果を出そうというときには、①生産性という概念があること、②選択が合理的であること、③マルチタスク管理ができていること、④周りに流されないことが必須条件であると思っています。
Bの考え方をする人たちは、これらが自然に身についている。
反対に、Aタイプの人は、これらの考え方が苦手で、勉強以外のところで大幅なロスが生じています。
「頭が悪い」のではなく、同じ勉強寮でもロスが多いから、結果として成績が伸びづらくなってしまうのです。
精神論は好きではないのですが、マインドセットは重要です。
上の質問に対して、Aに考え方が近いかなと思った人がいたら、まずはマインドセットを変えるように意識してみてください。
学力アップはそこからです。

No.314問題を消費する人、問題を消化する人

2017/05.24

テスト期間になり、多くの生徒さんが自習に来てくれています。
(ここ最近、自習教室がいっぱいになってしまうことが多くてすみません…)
みんな熱心に勉強を行ってくれているからこそ、僕から一つアドバイスがあります。
それは、「問題は消化しよう」ということです。
質問対応をしていると、たまに「他の問題をちょうだい」と言って、次々に類題を貰いに来る子がいます。
僕はとにかく多くの問題を解こうという勉強方法をあまりオススメしていません。
とにかく問題を解くことによって得られるのは「慣れ」であり、勉強にとって最も重要な「知識の定着」はあまり見込めないからです。
生徒さんの問題演習の姿を見ていると、「問題を消化」している人と、「問題を消費」している人がいるように感じます。
「問題を消化」しているとは、一問一問から得られる情報をしっかりと汲み取って、その問題からさまざまな「栄養」をしっかり吸収しているということです。
一方で、「問題を消費」するというのは、とにかく問題を解くことに夢中で、出た答えがあっているかどうかにしか興味のないという問題の演習の仕方を指します。
同じ問題を解くという行為でも、「消化」と「消費」では全く違うのです。

「問題を消費」している人は、とにかくたくさんの量をこなしているので、やった気になることはできますが、それで身につくのは「慣れ」だけなので、少しでも数字や単語が変わってしまえば、もう対応ができません。
その結果、「あれだけ頑張ったのに結果がでない」という状態になるのです。
実際は問題を消費しているだけで、ほとんど知識が身についていないので、これはある意味当然の結論です。
一方で、一問一問しっかりと「問題を消化」していれば、たとえ解いている問題数が少なかったとしても、その「構造」が理解できているため、数字や単語が異なっていたとしても、しっかりと対応することができるのです。

「消費」ではなく「消化」する勉強は、ただ機械的に答えを導くのではなく今行っている動作の一つ一つを確認しながら行うものなので、一問一問にとても時間がかかります。
ゆっくり、丁寧に行うからこそ、さまざまな情報に気付くことができるのが「消化」型の勉強。
成績が伸びないと悩む人の中で、問題を解くことが目的になってしまっている人がいたら、恐らく伸びない原因は「問題の消費」にあります。
一問一問、丁寧に扱うように心がけて下さい!

No.313【単語の覚え方は「自然の流れ」を意識する!】

2017/05/23
水が高いところから低いところへと流れて行くのと同じように、勉強にも「自然な流れ」が存在します。
勉強が思うように伸びないという悩みを持っている人がいるとしたら、この「自然の流れ」に逆らった勉強をしている可能性があります。
例えば英単語。
皆さんは英単語を、どのように覚えようとしていますか?
ひたすらノートに書き殴る。
単語カードを作って何度も見る。
もちろん自分にあったやり方が既に見つかっているのならそのやり方で全く構いません。
しかし、もしどうもしっくりくる単語の勉強方法が見つからないという人がいたら、一度「自然の流れに沿った単語の覚え方」を実践してみませんか?
単語学習における「自然の流れ」を理解するために、赤ちゃんが言葉を覚えるまでの仕組みを追ってみたいと思います。
赤ちゃんは始め、お母さん、お父さんが語りかけてくる「パパ」や「ママ」という音を聞きます。
そして、その音を真似してみる。
うまく真似ができるとお父さんお母さんが「ニコッ」と反応を示し、それを見て赤ちゃんは「『パパ』という言葉を発すると、この男の人が喜ぶ」という言葉の意味を理解するのです。
やがて成長して、音の情報しかなかったものが、視覚情報、つまり文字でもりかいできるようになります。
「パパ」という「音」で理解していたものが「パ」という字を2つ並べるものと等しいということを認知する。
こうやって、文字を覚えていきます。
赤ちゃんが単語を覚える過程に関して、この理解が学術的に正しいかは分かりませんが、僕の理解では赤ちゃんの単語を覚える過程は概ねこんなところです。
これを順に整理すると以下のようになります。
①音を聞く→②音をまねる→③意味を知る→④文字情報として認知する→⑤書けるようになる
「単語を覚える」という行為に関して、僕たちがもっとも「自然な流れ」に感じるのは、上のような手順を追ったときではないかというのが僕の持論。
だって、そうやって僕たちは赤ちゃんのころから単語を覚えてきたのだから(笑)
単語が覚えられないという人をみていると、多くの場合①~④のフェーズをすっとばして、いきなり⑤の部分に全力投球しているように感じます。
特に①と②のフェーズは軽く見られがち。
まずは単語帳に付属されているCDなどでひたすら音を流し、耳に慣れてきたら発音する。
音を覚えた段階で意味を知っていく。
そして、音と意味が繋がった状態でつづりを覚える。
こうした順番で単語の練習を行うことで、効率のよい勉強ができるように思います。
頑張ることと時間をかけることは前提ですが、それと同時に、「どうやったら覚えやすいだろう?」という部分を常に考えることが重要です!

No.312 理系脳/文系脳の仕組みと得意不得意のウソホント!?

2017/05/22

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「私は数学が得意から理系やねん!」
「俺は理系だから英語がホンマにできひん…」
生徒さんを見ていると、文系/理系という言葉を科目の得手不得手と結びつけて使っている場面を多く見かけます。
「自分は文系である→だから英語が苦手」みたいな感じ。
僕は「文系」「理系」という分け方は得意な思考パターンの違いにすぎず、科目の得意・不得意とは関係のないものであると考えています。

仮に文系的な思考パターンが得意な人を「文系脳」、理系的な思考パターンが得意な人を「理系脳」と呼ぶことにします。
文系脳とは、何かを考えるときに文字を用いて思考するのを得意とするタイプのこと。
それに対して理系脳は何かを考えるとき、図形や記号で考えることを得意とします。
具体的に高校1年生の「絶対値」の問題で文系脳と理系脳の違いをみていきます。
たとえば「|x+1|<4のxの範囲を求めよ。」といった問題があったとして、文系脳の人はこの問題を言語に変換して考えます。
「(x+1)という値が、原点からの距離が4以上離れていない範囲」みたいな感じ。
それに対して、理系脳の人の場合は、式を見た瞬間に数直線とその上に原点から4だけ離れた2点-4と4が描かれた図形が浮かび、問題を解こうとします。
絶対値等、さまざまな言葉の定義を性格に理解し、言葉で内容を考えようとするのが文系脳、概念を図に表して、イメージで内容を捉えようとするのが理系脳なのです。

「そんなこといったって私数学ができひんのだから文系脳じゃないの?」
こう思う人がいるかもしれませんが、文系脳/理系脳の違いはその人が何かを考える際のクセの話で、科目による違いは(ほとんど)ありません。
仮に数学が解けないのだとしたら、それは文型脳/理系脳という話ではなく、論理的に考える力が足りていないだけなのです(笑)
あらゆる科目は基本的に知識量と論理的思考から成り立っており、その比率が科目によって異なります。
僕の肌感覚では「数学→知識量:論理的思考=3:7」「英語→知識量:論理的思考=7:3」くらい。
問題が解けないのは①知識不足か②理屈力が低いのどちらか。
文型脳でも理系脳でも理屈は組み立てられます。
高校の文理選択のタイミングであれば、図形的志向が得意な人は理系に進み、言語による思考が得意な人は文系に進んだ方が成長はしやすいかもしれません(高校レベルに細分化されれば、科目自体がどういう思考方法でできているのかという特徴が少し表れるため)。
但しそれはあくまで「考え方」の話であって、科目の得意・不得意で判断できるものではありません。
このことを知らず、本当は理系脳である人が「数学が苦手だから」といって文系に進むと、大変な目にあってしまうのです。
科目の得意不得意に自分の考え方の向き・不向きは関係ありません。
苦手科目があれば、まずは覚えるべき知識が定着しているのか、必要な論理力が備わっているのか。
その2点に意識を向けてください。