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ほぼ日刊、SEED君のひとりごと

京都府西京区阪急桂駅前の学習塾、シードゼミのブログです。Facebookで更新しているコラムを転載しております。

阪急桂駅徒歩1分!京都市西京区に根ざして15年。地域密着だからこそできる、ひとりひとりににあわせたきめ細やかな指導が自慢です!

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考えるために全訳しよう!

2016/12/24

大学入試の英語の問題について。
英語の読解が苦手な子に、僕はよく全訳をオススメします。
英語長文の問題が解けない理由は次の3つのフェーズに分けられます。
①そもそも語彙が分からず内容が読めない
②語彙はある程度分かっているのがけれど、文の内容が分からない
③文の内容は分かるけれど問題が解けない。
この時期で語彙が分からないというのはまあ、頑張って覚えてもらうしかないので仕方ないとして、この時期になると②で躓いている生徒さんが意外と多くいます。
(一見③の部分に見える人でも、実はしっかりと訳していないことが原因で解けていないということもあるので要注意!)
②の部分で躓く人をさらに二つに分類すると以下のとおり。
Ⅰ逐語訳をしているだけで日本語訳になっていない
Ⅱ訳しているつもりで読み飛ばしている
逐語訳というのは文の内容を考えず、単語の意味をそのまま文構造に当てはめて訳出ししたものです。
たとえば[In the same way, we can understand how our world works only by getting to know the parts and relationships between them.]という文章を逐語訳すると「同じ道の中で、私たちは部分そして彼らの間の関係を知ることを得ることによってだけ、どのように私たちの世界が働くかを理解できる。」となります。
確かに全部の語を訳してあり、文法的にも正しいのですが、何を言いたいのかは全く通じません。
ここからキチンと意味の通じる日本語訳にすることが必要です。
これがⅠに該当する人のパターン。
問題文を読むときに、全文を訳してはいるのだけれど、この逐語訳の段階で理解しようとする人が少なくありません。
上のように、たった一文でも何を言いたいのか理解できないのに、それが長文になったらますます理解ができなくなってしまいます。
もう一つよくあるのが、Ⅱの全部読んでいるつもりでも実は読み飛ばしているというパターンです。
当然、出題された文章において、読み飛ばしていい文なんてありません。
たとえその場ではなんとなくの理解で流すことができたとしても、そこで生じたちょっとした読み間違えや読みもらしが、後の内容把握に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
ⅠもⅡも、根本的な原因は訳出しの練習不足にあります。
頭の中で即時に日本語訳を作り出すためには、その前段階として、一定量の和訳を文字に書いて訓練しておく必要があるのです。
全ての英文を全訳しようとすれば、(受験までの期限という意味で)とても時間が足りません。
それを行うのは一週間に一度くらいでいいでしょう。
一度でも、一つの文章をまるまる丁寧に全訳ししてみると、普段の自分の読み方がいかに漏れの多いものであったのか、あるいは逐語訳で意味を意識していなかったのかが良くわかります。
こうした部分から軌道修正することは12月以降ラストスパートをかけたときに効いてきます。
英語の長文で伸び悩んでいる人は、大掃除のつもりで、一度長文の全訳に取り組んでみてください。

公募推薦は簡単か?

2012/10/24

公募推薦について、ある生徒さんからこう聞かれました。
Q,「公募推薦って簡単なの?」
僕の答えはこう。
A.「一般入試と比べれば簡単だよ」
同じ生徒さんから別の日に同じことが聞かれました。
Q,「公募推薦って簡単なの?」
僕の答えはこう。
A.「一般入試と比べると難しいよ」
もちろん、僕がその日の気分で難易度についてテキトーに答えたわけではありません。
「簡単だけど、難しい。」
これは、公募推薦を受ける上で絶対に押さえておかねばならないキーポイントなのです。

なぜ僕が、ある質問には「簡単」と答え、別の質問には「難しい」と答えたのか。
この矛盾の秘密は、これを聞いてきた生徒さんの文脈にあります。
一度目に聞いてきたのは、公募推薦の問題を解いているときでした。
つまり、この生徒さんの問いは「この問題は一般入試に比べて難易度は高いのか?」というものです。
問題の難しさに関しては言えば、僕の答えははっきりと「NO」となります。
どこの大学をとってみても、一般入試と比べれば公募推薦入試の問題が簡単であることは自明だからです。
しかしながら、二度目にこの生徒さんが質問をしてきたのは、進路の話をしている最中のこと。
つまりここでの「公募推薦は簡単か?」という質問には、言外に「受かりやすいか」という意味が含まれているのです。
この文脈において、僕ははっきりと「NO」と言いました。
問題が簡単だから受かるのが簡単とはならないのです。

そこに定員が設けられている以上、入学試験は基本的に(≒定員割れを起こしていない限り)相対評価になります。
相対評価で合格者が決まる以上、問題の難易度は関係ありません。
問題が難しければ合格最低点が下がり、問題が簡単であれば合格最低点が上がるだけだからです。
全員が同じ問題を受ける以上、合否は得点の高さで決定します。
つまり、簡単な問題であれば合格しやすいのではなく、簡単な問題であれば合格のための基準点が高くなるだけなのです。
公募推薦は基本的に人気校を受けようとする子が保険で受ける場合が少なくないため、否応なく倍率は高くなってしまいます。
だから問題は簡単でも、合格は難しいということになるのです。
よく、入試戦略を聴くと、「公募推薦で滑り止めを確保して本命を一般入試で」というプランを立てている生徒さんに出会います。
しかし、公募推薦は簡単だから受かれるはずという目算は要注意です!
公募推薦は、問題は簡単だけれど受かるのは難しいのです。
公募推薦を含めた入試の戦略を立てるときにはこの点に注意することが大切です。
でないと、思はぬところで足を取られることがあります。

浪人のメリット、デメリット

2016/10/21

高校3年生の子と、進路についての話をしていました。
その中で出てきた「浪人」という言葉。
希望する進路目標が高ければ、どうしてもダメだった場合のことも真剣に検討しなければなりません。
当然、第一志望の学校に受からなかった場合は志望校を下げるか浪人をするかと言う選択肢の確認をしておかなければなりません。
その選択肢の一つ「浪人」について、今回はお話したいと思います。
よく生徒さんと話していると「ダメだったら浪人して大学に行く」という言葉を耳にします。
「浪人して大学に行く」というのは、一見して正しいように聞こえますが、ここには浪人によるリスクが考慮されていません。
浪人をする場合、①一年では合格できない(場合によっては何浪もすることになる)リスクと、②現役のときに受かることのできた大学よりも希望にそぐわない大学にしかうからない可能性を考慮に入れておく必要があります。
当たり前ですが、浪人をすれば希望の学校に入れるというわけではありません。
地域も学部も大学のブランドもと、自分の中でいきたい大学の条件を増やせばその分だけ、合格できる可能性は下がります。
その結果一浪では受かることのできない可能性も出てきて、ついにはその学校を諦めなければならないときが来るかもしれません。
その場合に、費やした年数を天秤にかけて割り切れるかと、自分自身と向き合っておくことが必要です。
あるいは、単にもう一年勉強する期間が増えたからといって、実力が付くわけではありません。
一定のレベルを超えたあとの実力は、今以上の付加をかけることで少しずつ身につきます。
したがって、仮に浪人をしたところで付加をかけ続けるだけの自己管理能力がなければ、成績は全く上がらないということも十分に考えられるのです。
それどころか、今までは学校や塾の先生に尻を叩かれてなんとか勉強してきたという人だと、それがなくなった分実力が下がっていくこともあります。
そうなると、現役時代以上に希望に合わない大学にいくことにもなってしまうのです。
「浪人」という選択は、したらいい大学に入れるという切符を購入するものではありません。
むしろ、いい結果も得られれば、悪い結果に振り切れる可能性もある「投資」に近い行為です。
浪人という選択肢を選ぶのもいいですが、その場合はしっかりと、上に挙げたような可能性も考える必要があります。
みなさん、投資は自己責任です。
リスクとリターンの両面を鑑みて、どういった選択をするのかを考えてみて下さい。

水を汲む村人でなく、井戸を掘ろう

僕は勉強をしばしば「水を汲む村人」にたとえます。
ある村人は水が欲しいと言って、少し離れた場所にある川に毎日水を汲みに行く。
別の村人は水が欲しいと言って、頑張って井戸を掘る。
川に水を汲みに行く村人は、毎日生活するための水は手に入るけれど、そのために長い距離を往復しています。
井戸を掘る村人は毎日コツコツ穴を掘っているだけで、何ヶ月たっても水にはありつけません。
さて、短期的に見たらどう考えても川に水を汲みに行く村人の方がいい選択をしているように思います。
しかし、長い目で見たときにはどちらが有利なのでしょうか。

上の例はちょうど、テストの前に範囲の勉強だけに必死になる人と、テスト前からコツコツと基礎知識を積み上げている人に置き換えることができます。
一見すると範囲も決まっているのだから、テスト直前に範囲だけ猛勉強すればいいじゃないかと思うかもしれません。
しかし、当然その「範囲」の内容はこれまでの知識が前提となっているため、その場その場でイチから全部を網羅しようと言う勉強は、長い目で見たら逆にコストがかかるのです。
コツコツ前提となる知識を身に付けたほうが、長期的に見て安上がりです。
それを最も実感するのは、受験勉強を始めたときでしょう。

先の村人のたとえに戻りますが、井戸を掘っていた村人は、最初こそ全く水を手に入れることもできず、無駄なことをしているように見えるかもしれません。
しかし、一旦水脈にたどり着いて水が出るようになれば、自分の家に居ながら、好きなだけ水を得ることができるのです。
日頃からの勉強もそれと同じ。
定期テストに限らず小テストなどもそうですが、目先の勉強には役にたたなそうな通常の勉強こそ、長期的に大きな武器になります。
中学校も高校も、そろそろ殆どのテストが終わります。
テストが終わったときが最大のチャンスです!
みなさん川に水を汲みに行く村人から、井戸を掘る村人になりませんか?

ノートをとるとき、何回みていますか?

2016/10/18

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テスト前になると学校の提出課題で、ノートまとめを頑張っている生徒さんを見かけます。
時間をかければいくらでも時間をかけることができてしまうノートまとめ。
工夫次第で、非常に効果的な勉強手段にもなります。
塾に自習をしに来ている生徒さんを見かけると、僕は必ずある場所に注目します。
それは「ノートに書き写す際、何回教科書を見ているか」です。
一つの言葉の意味に関してノートにまとめようとするとき、皆さんは自分が何回ノートと教科書の間で視線を行き来させているかを意識したことがありますか?
一語あたりをノートに書き写すときの視線移動と学力には、強い負の相関があります。
教科書に視点を移す回数が少ない生徒ほど、その定着率は高くなるのです。
一語をまとめる際に教科書に視線を移す回数が少ないというのは、ノートに内容をまとめる前の時点で教科書内容をしっかりと頭で理解しているということです。
一度見てしっかりと頭で把握できていると、何度も教科書の文字を追わずとも、ノートに写すことができるのです。
当然一度頭で理解しているということは、その単元の理解度は深まります。
逆に、一つのことをまとめる際に、何度も教科書を見てしまう人は、内容を完全に理解することなく、文字をそのまま書き写すという「作業」になってしまっている場合がすくなくありません。
たとえば、教科書で2行ほどの説明のところを5回も6回も見てノートにまとめていたら、当然その文が意味していることにまで意識が到達しにくくなります。
いくらノートまとめをがんばってもその文の指す意味が理解できていないため、勉強量とその成果が比例しなくなってしまうのです。
一つの内容をノートにまとめる際、教科書を見る回数を減らすように日頃から心がけていれば、自ずと頭に入る分量は増えてきます。
ちょっとした工夫ですが、その効果は小さくありません。
ノートまとめのような勉強をするときは、ぜひこのように心がけてみてください。

テストの振り返り!

2016/10/14

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今週は高校生の子たちの多くが定期テストでした。
昨日、僕が担当している生徒さんの1人が、「あの文の係り結びのところあったやろ?あれ、『こそ』があるから『已然形』って書かなあかんのに、間違えて『未然形』にしてしまってん!」と残念そうに顔で報告しに来てくれました。
僕はこの言葉を聞いた瞬間に、今回は高得点だなとピンときました。

テストが終わった後、結果がよかったかどうか、おおよその判断をする方法があります。
それは、問題の振り返りが具体的かどうかです。
先に挙げたこのように、自分ができなかった部分を具体的に説明できる場合、大抵そのテストは良くできています。
そもそも知識がしっかりと定着していなければ具体的に説明することはできず、裏を返せば、たとえその問題は間違えてしまっていたとしても、単元自体はしっかりと理解できているということだからです。
反対に、理由はわからないけどできた気がするという感触の子は注意が必要です。
その「手ごたえ」には根拠がなく、もしかしたら全体を通して曖昧な理解でテストに臨んだ可能性があるからです。

もちろん結果が返却される前にあれこれいっても意味がありませんし、それがテスト期間であれば翌日以降のテストに響く可能性さえあります。
なので、テスト期間中に振り返ることなんて、特にする必要はありませんが、もしどうしても気になるという方は、自分がどの程度正確に間違えた部分の説明ができるのかを振り返ってみて下さい。
もし正確に説明できたなら、間違えている思う箇所が多くても心配いりません。
逆に、抽象的な振り返りになってまったという人は、、、残りのテストを頑張りましょう(笑)
何はともあれ、テストが今日で終わりと言う人はお疲れ様でした。
来週以降にテストがある人は、この土日にがんばって下さい!

 

やる気の出し方、保ち方

勉強方法全般

2016/10/13

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「やる気がでない」と言う人がいます。
僕自身の考えでは、やる気は「出す」ものではなく、何かに取り組んで行く中で自然と「出ている」ものだと思っているので、やる気がでないから勉強ができないといわれると、「そんなこと言う前にさっさと勉強をはじめろ!」と内心言いたくなってしまうのですが(笑)、やる気が出ないという相談をしてくれた子が期待する回答は、そもそもそんな根性論のアドバイスではないことは分かっていますし、何より、そんな説教くさいことを言われたところで、即効性のある解決策にはなりませんので、とりあえずの「やる気を出す手助け」になる方法を紹介します。
まず、そもそもどういう場合にやる気がでるのかを考えてみたいと思います。
基本的にやる気がでる場合とは、①そのものが好きで楽しんでいる場合か②そのものはすきでなくても、目標を達成すること自体に楽しみを見出している場合です。
好きなゲームに何時間も費やすことができるのは①の理由、好きな子と付き合いたくてダイエットに励むみたいなのは②の理由です。
勉強の場合で①に該当する代表的なパターンは、その科目が好きという場合か、塾なり学校なりでその科目を教える先生が好きである場合かの2通りです。
例えば歴史好きの子にとって社会の勉強は苦にならないですし、数学の先生が大好きという場合、数学の授業で眠さを感じるなんてことは殆どないはずです。
自分が①のパターン属している場合は特に工夫せずとも、それこそ机に向かうだけでやる気がでます。
問題は(そしてほとんどの人が恐らくはここに該当しているのではないかと思います)①ではない場合です。
上に挙げたような形で、勉強自体が好きで楽しめない場合は、やる気を出すための戦略としては、②しかありません。
つまり、勉強そのものではなくて、勉強の過程で達成する目標を設定することが重要になってくるのです。
例えば、皆さんが校庭を走れと言われて、何周走ったら終わりであるのかを伝えてもらえなければ、きっと走る気なんて全く起きないと思います。
勉強も同じです。
どれくらいの時間で何処までを勉強する、或いは途中でチェックテストを挟んで、そこで合格ラインに届くというような目標設定をする。
こういった工夫をすることで、勉強が終わりのないマラソンではなく、超えるべき目標の見えた「ゲーム」になるのです。
数字で測ることのできる目標を定めて、それを超えることをモチベーションとしてやる気を引き出す。
「やる気がでない」という人はこのようにしてみるといいでしょう。